全国1位の登録者数!上尾市の健康ポイントアプリ好評 間もなく1万人超 汎用性高いデジタルポイントを景品、モチベーションに 市、健康寿命を延ばすため「長く利用して」
上尾市で昨年7月に導入した健康ポイントアプリ「あげお健康+(プラス)」の登録者が間もなく1万人を超える。スマートフォンを活用して、ウオーキングなど日々の運動や健康教室などイベントへの参加で手軽に健康づくりを楽しみながらポイントをためることができる仕組み。たまったポイントは毎月、最大500円分のデジタルギフトが当たる抽選に応募できる。市民からは「楽しく歩いて健康になってポイントがたまる。いいこと尽くし」と好評だ。
「あげお健康+」はスポーツ健康都市宣言に基づく2024年度の目玉事業としてスタート。昨夏の市主催イベント「あげおdeからだ元気フェスタ」の会場でキックオフイベントを開始し、その後もさまざまなキャンペーンやイベント会場での登録サポートなど積極的にPR活動を展開した。
市によると6月8日現在の登録者は9350人。同様のアプリを導入している自治体の、初年度登録者数の全国平均846人を大きく上回り全国1位。特に、男性20歳代、男女70歳以上が全国的にも多いという。
アプリを開発、運営しているタニタヘルスリンク(東京・渋谷区)によると「あげお健康+」について人気の理由を(1)アプリ事業に特化している(2)アマゾンやペイペイといった汎用性の高いデジタルポイントを景品にしている(3)市の300以上の事業とポイント連携している(4)お友達紹介機能を搭載―などを挙げている。また利用者の声として「運動習慣のきっかけになった」「ポイントがモチベーションになっている」「コミュニケーションや運動への意欲向上につながっている」などを紹介した。
市健康増進課は「健康寿命を延ばすための手段として多くの人に長く利用し続けてもらいたい」と話している。
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6日、タニタヘルスリンクの土志田敬佑社長らが上尾市を訪れ、「あげお健康+」の取り組みについて、畠山稔市長に感謝状を贈呈した。
土志田社長は「市長がイベントで率先してPRしているのが素晴らしい。また全庁あげて事業連携していることで成果を生んでいる」と市の取り組みを評価した。畠山市長は「大変ありがたい。これからも市民が健康づくりを継続できるようアピールしていきたい」とこたえた。
タニタヘルスリンクからは記念品として「あげお健康+」のロゴ入り体組成計も贈られた。










