交流サイト（SNS）を介して知り合った10代女性が未成年者と知りながら、自宅に連れて行き宿泊させるなどして未成年者誘拐の疑いで逮捕された広島県熊野町の男性会社員（28）について、さいたま地検越谷支部は13日、不起訴処分とした。処分理由は明らかにしていない。

■容疑の一部を否認していた（以下、初報記事）

　埼玉県警草加署は5月27日、未成年者誘拐の疑いで、広島県熊野町新宮、会社員の男（27）を逮捕した。

　逮捕容疑は、交流サイト（SNS）を介して知り合った10代女性が未成年と知りながら、3月上旬ごろ「実家に帰りたくないでしょ」「じゃあうち来る」「すぐ迎えに行くわ」などと誘い出し、同8日～4月17日までの間、女性を自宅に連れて行き、宿泊させるなどして誘拐した疑い。

　同署によると、4月14日に元警察官を名乗った男が、女性と話をしたという内容の電話を署にしてきたという。捜査を進め、男が同17日に広島市にいることが分かり、男の自宅にいた女性を見つけた。2人は大阪府豊中市の集合住宅にいたが、3月25日に広島市の集合住宅に移ったという。男は「この事実はちょっと違うんじゃないかな」と容疑の一部を否認しているという。