埼玉新聞

 

懲戒処分…部下の容姿を侮辱した上司 性的な言動も繰り返され、被害を申告し発覚 消防署でハラスメント、プライバシー保護で詳細不明 苦痛を与えた上司「雰囲気を盛り上げるための冗談だった」

  • 【ちなみ】消防車2=事件事故イメージ

    部下の容姿を侮辱 消防司令を減給

  • 【ちなみ】消防車2=事件事故イメージ

 部下の職員に対しパワハラやセクハラを繰り返したとして、埼玉東部消防組合(管理者・梅田修一久喜市長)は11日、宮代消防署の男性消防司令(46)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にした。

 同組合よると、消防司令は加須消防署に勤務していた昨年9月~同11月、部下の職員に対し容姿を侮辱したり、性的な言動を繰り返した。「隊の雰囲気を盛り上げるための冗談だったが、結果的に苦痛を与えてしまった」と話しているという。同組合はプライバシー保護を理由に、部下に関する情報やハラスメントの具体的な内容を明らかにしていない。

 被害申告を基に調査して発覚した。同組合の福田哲也消防局長は「職員の不祥事により住民の皆さまの信頼を大きく損ねたことに対して、深くおわび申し上げます」とコメント。再発防止策として、ハラスメント防止ガイドブックや相談窓口の拡充などに取り組むとしている。
 

ツイート シェア シェア