世界最大規模の田んぼアート、行田で田植え 今回の題材は「鬼滅の刃」の竃門炭治郎 市内外からボランティアら676人、4色の稲を植え描く 見頃は7月下旬から10月中旬ごろまで
2025/06/15/12:08
行田市小針の古代蓮の里東側に広がる水田で14日、田んぼアートの田植えが行われた。今回の題材は、「三部作の第一章」が7月18日に公開されるアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃(やいば)』無限城編」。市内外から676人のボランティアらが参加し、主人公の竃門炭治郎(かまど・たんじろう)を描いた。
市や農業団体などで構成する「田んぼアート米づくり体験事業推進協議会」が主催し、今年で17回目となる。約2・8ヘクタール(縦約180メートル、横約150メートル)の水田に、世界最大規模のアートを表現。会場には炭治郎の着ぐるみも登場し、参加者は緑色の「彩のかがやき」、黒い「紫905」など4色の稲を植えた。
東京都港区から訪れた50代会社員の小林元さんは「初めて体験し、田植えの大変さと食べ物の大切さを実感した」と言う。神奈川県の30代女性は、「絵が浮かび上がるのが楽しみ。今日は市内の観光もする」とほほ笑んだ。
15日は一般参加者の田植え体験を実施する。見頃は7月下旬から10月中旬ごろまで。同協議会の事務局長で、市農政課の萩原弘一課長は「初めて1万本を超えるくいを使い、緻密な絵を目指した。映画を見た人はもちろん、たくさんの方が炭治郎に会いに来てほしい」と期待した。










