埼玉新聞

 

懲戒処分…同僚女性を「殺す」など脅迫、暴行も 男性教諭を免職 LINEでメッセージ500件以上を送信 さらに車の中で脇腹殴りけがも負わせる 「過度な嫉妬から」と話す29歳

  • 【役所】埼玉県庁=埼玉県さいたま市浦和区高砂

    県庁=さいたま市浦和区高砂

  • 【役所】埼玉県庁=埼玉県さいたま市浦和区高砂

 県教育委員会は13日、同僚の20代の女性教諭に対し、殴るなどの暴行や脅迫メッセージ、ストーカーに類する行為を繰り返したなどとして、県立越谷西特別支援学校の男性教諭(29)を免職の懲戒処分にしたと発表した。

 県教育局県立学校人事課によると、男性教諭は昨年4月~今年3月18日ごろの間、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で、「死ね」「殺す」など脅迫の内容を含むメッセージ500件以上を女性教諭に送信。同15日夜に脅迫メッセージを受けた女性教諭が警察に相談し、同19日に脅迫の疑いで逮捕された。岩槻署から校長に電話があり、発覚した。

 さらにコンビニエンスストアの駐車場で駐車中の自身の車内で2月5日夜、女性教諭の左脇腹を複数回殴り、29日間のけがを負わせたとして、傷害の疑いで4月8日に再逮捕された。同18日に略式起訴され、罰金50万円を支払って釈放された。

 男性教諭は「過度な嫉妬(しっと)からやってしまった。精神的にも身体的にも追い詰めるような申し訳ないことをした」と話しているという。

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