埼玉新聞

 

電気機関車の塗装を入れ替えて運行 埼玉の秩父鉄道と三重の三岐鉄道 秩父鉄道では茶に黄色帯に、三岐鉄道は青に白帯に 撮影会や記念乗車券も

  • 三岐鉄道の塗装を施された秩父鉄道の電気機関車(秩父鉄道提供)

    三岐鉄道の塗装を施された秩父鉄道の電気機関車(秩父鉄道提供)

  • 三岐鉄道の塗装を施された秩父鉄道の電気機関車(秩父鉄道提供)

 秩父鉄道(本社・熊谷市)は三岐鉄道(本社・三重県四日市市)とコラボレーションし、両社が主に貨物輸送で使っている電気機関車の塗装を入れ替えて運行する、と発表した。ともに旅客と貨物輸送の両方を行う国内では数少ない私鉄で、2000年には秩父鉄道から三岐鉄道へ電気機関車2両を譲渡している。

 秩父鉄道では、三岐鉄道のカラー(茶に黄色帯)に塗り替えたEL303号機を6月中旬から運行、三岐鉄道では秩父鉄道の塗装(青に白色帯)を施したED454号機を7月から走らせる。期間は当面の間。

 関連する企画として、秩父鉄道では21日午後5時45分から同7時半まで、熊谷市大麻生の広瀬川原車両基地で三岐鉄道カラー電気機関車の夜間撮影会を開催する。参加費は、記念乗車券や秩父鉄道グッズが付いて税込み2万円。定員先着30人。受け付けは17日まで。参加は同社ホームページから申し込む。

 三岐鉄道カラー電気機関車デビュー記念乗車券(税込み1200円)は、21日から8月31日まで販売。熊谷や秩父など7駅の窓口のほか、オンラインショップ「ちちてつe-shop」でも取り扱う。売り切れ次第終了。

 問い合わせは、秩父鉄道運輸課(電話048・523・3313)へ。

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