花火が復活…規模を縮小して 埼玉・狭山の「入間川七夕まつり」 コロナの影響などで祭り中止→2年前に花火が復活も混雑や燃えかす飛散で昨年は花火見送り 打ち上げ花火の大きさ変更し高さ低く、打ち上げ数も2千発に
2025/06/13/10:46
毎年8月に開催される狭山市入間川七夕まつりで、昨年は安全確保などのために中止した花火が復活する。一昨年から打ち上げ規模を縮小し、警備人員を150~160人増やすなどして実施する。花火はまつり初日の2日午後7時半から。
入間川七夕まつりは、狭山市駅前の市民広場から商店街一帯を約100本のやらい飾りと竹飾りで彩る。江戸時代中期からの歴史があり、花火は1955年ごろから実施している。
まつりは新型コロナウイルスなどの影響で2020、21年に中止になり、22年に花火なしで開催した。23年に花火が復活すると来場者が殺到し、まつり会場から打ち上げ場所の入間川河川敷までの交通整理や、燃えかすが住宅や道路へ飛散するなどの課題が浮上。24年の打ち上げを取り止めていた。
市観光協会によると、花火は23年に打ち上げた4号玉から2・5号玉に変更し、打ち上がる高さが約70メートル低くなるという。花火の打ち上げ数は5千発から2千発に減らす。打ち上げ翌朝のボランティアによる清掃活動では、許可があれば住宅の敷地内も清掃
に入る。同会の大石明事務局長は「どうか一緒に地元の歴史あるまつりを支えてほしい」と地域住民の理解を求めた。
まつりは8月2日正午~午後9時、3日正午~午後8時の開催。詳細は同会ホームページなどで確認できる。
問い合わせは、同会(電話04・2953・1205)へ。










