愛する妻、口論が絶えず「消えてほしい」…凶器で殴って頭蓋骨骨折させた夫逮捕、殺人の疑い「妻を抑えられなくなり」 アパート暮らしだった2人 遺体をドラム缶に入れ…周囲に「妻が失踪した」
2025/06/12/07:32
所沢市のトランクルームから回収されたドラム缶から女性の遺体が発見された事件で、県警捜査1課、所沢、吉川署の特別捜査班は11日、殺人の疑いで、住所不定、無職の男(51)=死体遺棄の罪などで起訴=を再逮捕した。「口論になり妻を抑えられなくなり、カッとなって頭部を殴った」と容疑を認めているという。
再逮捕容疑は2011年7月17日、当時住んでいた所沢市荒幡のアパートの一室で、同居していた妻=当時(39)=の頭部を凶器で複数回殴り、頭蓋骨骨折による頭蓋内損傷を負わせ、殺害した疑い。「妻に対する愛情を抱いていたが、口論が絶えずもう終わりにしたい、消えていなくなってほしいと思った」と供述しているという。
捜査1課によると、男は犯行後、周囲に妻が自ら失踪した旨の話をしていたという。その後、遺体を隠すためにトランクルームを契約したとみられる。
今年2月時点でトランクルームの利用料金が未納だったことから、吉川市のリサイクル会社が4月17日にトランクルーム内にあったドラム缶を回収。翌18日に同社の従業員がドラム缶内から遺体を見つけ事件が発覚した。
県警はこれまでに、男を道路運送車両法違反(無車検)、死体遺棄容疑で逮捕、再逮捕していた。
県警はトランクルームからハンマー、バールなどの工具類を押収。今月10日には犯行現場のアパートで現場検証を行った。










