埼玉新聞

 

意識不明…刺された男性死亡 襲って通報した男逮捕、何度も刺した疑い 生活支援施設で暮らす2人 施錠できる4部屋で4人が生活 「口論になった」と語った無職29歳

  • 【地図】新座市

    被害者の身元判明 生活支援施設で殺人未遂事件=新座市

  • 【地図】新座市

 新座市の生活支援施設で男性が包丁で刺され死亡し、施設に入居する男が逮捕された事件で、新座署は8日、死亡した男性は同じ施設に入居する無職男性(48)と発表した。

 同署は5日、殺人未遂の疑いで、無職の男(29)を逮捕。「お金のことで口論になった」などと供述したという。

■「金銭トラブル」施設内の包丁で(以下、初報記事)

 生活支援施設で男性を包丁で刺したとして、新座署は5日、殺人未遂の疑いで、新座市栗原、無職の男(29)を逮捕した。男性は搬送先の病院で死亡が確認された。同署は男性の身元の確認を進め、遺体を司法解剖して死因や動機を調べる。

 逮捕容疑は5日午後3時半ごろ、同施設に住む40代男性の部屋で、男性の上半身を所持していた文化包丁で数回突き刺すなどして、男性に全治不詳の傷害を負わせた疑い。

 同署によると、5日午後3時45分ごろ、男から「金銭トラブルで人を刺した」などと110番があった。署員が施設に駆け付けたところ、男性が1階の部屋で意識不明のまま倒れていた。現場にいた男に事情を聴き、施設内の包丁で刺したことを認めたため逮捕した。

 同施設は一戸建ての住宅を改造した支援施設で、1、2階の鍵のかかる4部屋にそれぞれ4人が入居。被害者の男性は1階、男は2階に居住していた。
 

ツイート シェア シェア