区役所整備の入札が中止に さいたま市 参加者が辞退 中央区役所や図書館、プールなどを解体し複合公共施設を整備する計画 工期や開館時期についても再検討
2025/06/06/13:03
さいたま市は5日、中央区役所周辺の公共施設再編事業の一般競争入札手続きが参加者の辞退により中止になったと発表した。
市まちづくり総務課によると、昨年12月末に予定価格約314億1238万円で公告。今月27日に開札予定だったが、参加表明していた事業者が入札辞退届を提出した。同課の担当者は「再公告も考えており、参加者数や社名は非公表。今後の方針については、中止となった原因を確認し、改めてお知らせする」としている。
事業は中央区役所や与野図書館、下落合プールなど8施設を解体し、うち5施設と近接する向原児童センターなど3施設の機能を集約した新たな複合公共施設を整備する計画。設計・建設・解体期間は2025年12月~33年6月末を予定していたが、工期や開館時期についても再検討するという。
先月末には、市が武蔵浦和駅周辺で計画を進める義務教育学校の建設工事が2度目の入札不調となるなど、大型建設工事の入札不調が続いている。










