<J1浦和>決意新たに米国へ クラブW杯に向け出発 約2週間キャンプを実施し、初戦は日本時間の18日 新加入のFW小森も合流
クラブワールドカップ(W杯)に出場する浦和は5日、さいたま市の大原サッカー場で公開練習を行った。同日に加入が発表されたFW小森も全体練習に参加。FW安部以外の全選手が、気温30度に迫るピッチでファン・サポーター約500人が見守る中、精力的に汗を流した。
1日の横浜FC戦後には3日間のオフがあった。リーグ戦の過密日程で疲労がたまっていた選手たちは、それぞれ心身の休養に充てた。MF松本(東松山市出身)は「(関根)貴くんと韓国に行ってきた。食べ歩きだったり、いろいろしてリフレッシュできた」と元気な様子を見せていた。
MF原口(熊谷市出身)らと居残り練習を行っていたMF関根(鶴ケ島市出身)は、クラブW杯に向け「いかに結果を残せるかが大事だと思う。自分が感じたことを(チームメートに)伝えていきたい」と主将としての意気込みを話した。集まったファン・サポーターに向けて選手会長のMF大久保があいさつ。「良いプレーができるように頑張ってきたい」と健闘を誓った。
練習後に囲み会見を行った堀之内聖スポーツダイレクター(SD)=さいたま市出身=は、「いいオフを経てアメリカに向かえる。現実的な目標でグループステージ突破がある。初戦でしっかり勝ち点を取り、大きな目標に向かっていきたい」と力強く決意を示した。
大会が行われる米国に向けて5日午後3時半に大原を出発したチーム。今後はキャンプ地のオレゴン州で約2週間のキャンプを行い、日本時間18日のリバープレート(アルゼンチン)との初戦に備える。22日にはインテル・ミラノ(イタリア)、26日にはモンテレイ(メキシコ)とグループリーグで対戦する。
■気負わず平常心で/松尾
背番号24のスピードスターは平常心で世界に挑む。今季はこれまでリーグ20試合に出場。左のアタッカーとして暫定3位のチームを支えてきた。「特に気負いはない。今までJリーグで培ってきたものを出せば勝負になる」と話した。
自身の海外経験も大きな財産となりそうだ。2023年にベルギー1部のウェステルローでプレーした。「(海外には)1対1に強い選手が多い。チームとしてどう崩すか、細かいところが大事になる」と大会を見据えた。
■出場に感謝し本領を発揮へ/渡辺
昨季チームに加入し、欠かせない選手になった背番号13が大舞台へ気合を感じさせた。「僕はこの大会に出るまで携わっていないので、出られることに感謝している。自分の本領を発揮したい」と全力を尽くすつもりだ。
自身のキャリアでも初めてとなる国際大会について「プラスマイナスいろいろある中で、それをどう日本に持って帰ってこられるかでJリーグの後半戦に生きると思う。そこも見据えてやっていきたい」と責任感の強さを見せていた。
■3度目の大会「全力尽くす」/西川
浦和の守護神が状態の良さをうかがわせた。5月6日のG大阪戦で負傷したが、同17日の復帰戦で勝利に貢献。「試合は練習とは全く違う刺激が体に入る。やるたびによくなっている」と好感触をつかんで米国へ飛び立つ。
今大会が自身3度目のクラブW杯。2023年は準決勝で当時の欧州王者マンチェスターシティに0―3で完敗した。「マンCとやった悔しさは今でも残っている。全力を尽くして気持ちで負けないようにしたい」と士気を高めた。










