逮捕3回目…バイク男性死亡、女子生徒に暴行か 塾講師も殴った全裸男、覚醒剤を所持した疑い…自宅に0・004グラム 1時間20分で事件20件以上、10人が重軽傷 覚醒剤は「彼女や仕事のことで、嫌なことを忘れたくて」
2025/06/03/11:55
さいたま市や川口市など県南東部4市で4月21日、全裸の男が死亡ひき逃げや強盗致傷事件などを起こした事件で、県警は2日、覚醒剤取締法違反(所持)の疑いで、蕨市中央3丁目、建設作業員の男(48)を再逮捕した。逮捕は3回目。
再逮捕容疑は4月24日、蕨市内の自宅で覚醒剤約0・004グラムを所持した疑い。「仕事や彼女のことで嫌なことを忘れたい気持ちから使った」と容疑を認めており、「売人から購入した」などと供述しているという。自宅からは覚醒剤の使用器具なども発見された。
男は4月21日夜、草加市原町の学習塾に侵入し、女子生徒の腕を引っ張る暴行を加えて両膝に擦り傷を負わせ、男性講師に対してマグカップで頭部を殴打して全治不詳のけがを負わせたとして、建造物侵入と傷害の疑いで逮捕、送検された。その後、犯行前に覚醒剤を使用していたとして、再逮捕されていた。
県警によると、男は逮捕されるまでの約1時間20分の間に、さいたま市緑区や川口市などで乗用車や乗客が乗ったままのタクシーが奪われた事件や、バイク2台をはね、うち1人が死亡するひき逃げ事件など、20件以上の事件に関与していたとみられる。一連の事件で1人が死亡、10人が重軽傷を負った。男は調べに対して、一連の事件への関与をおおむね認めているという。県警は一連の事件の詳しい経緯を調べる。










