御朱印?…御「城」印です 家紋や城の絵図などがデザイン 登城の記念として人気集める 埼玉・富士見の「難波田城」で発行 中世に活躍した難波田氏の居城跡 市が堀や土塁を復元、整備し現在は公園に
2025/06/02/12:30
神社仏閣の御朱印と同様に、城に登城した記念として発行される「御城印(ごじょういん)」が人気を集めている。富士見市下南畑の市立「難波田城公園」は6月から、同公園売店と園内の市立難波田城資料館で、難波田城の御城印を発行する。
同公園の開園25周年記念事業の一環。より多くの人に、来園して市の歴史や文化を感じてもらおうと、同公園のイベントを市と共催する市民らで構成した「難波田城公園活用推進協議会」(高野敏行会長)が製作した。
御城印は縦およそ15センチ、横10・5センチ。難波田氏の子孫の家紋のほか、江戸時代に描かれた難波田城の絵図と同資料館のロゴマークがデザインされている。
1枚300円(税込み)で、公園内の売店で発行されるほか、売店の休業日(月、水、金曜日)は同資料館(月曜休館)窓口で応対する。
同資料館によると、難波田城は中世に活躍した武蔵7党の一つ「村山党」に属する難波田氏の居城跡。戦国時代、扇谷上杉の重臣として活躍した。川越合戦で大敗した後、北条氏に仕え、江戸時代は旗本に。市は水堀や土塁を復元するなど居城跡を整備し、2000年に同公園を開園した。
同資料館は「難波田城の絵図や資料館のロゴマークなども入っており、難波田城らしい御城印となっているので、ぜひ訪れてみてほしい」と登城を呼びかけている。










