生後4カ月の男児死亡…「妻と息子が出ていった」と夫が通報、駅にいた妻を発見 抱える男児、すでにどこかで溺れさせたか 「産後うつがつらい」と語る38歳、鑑定留置へ…水没させる前、出勤する夫を引き留めていた
2025/05/23/14:13
生後4カ月の息子を溺死させたとして、7日に殺人の疑いで逮捕されていた女(38)について、さいたま地検は22日、鑑定留置を実施すると発表した。期間は同日から約3カ月。
■午前8時~午後1時半の間に殺害か(以下、逮捕記事)
4月21日、JR戸田駅構内で生後4カ月の男児を抱えている母親が発見され、男児の死亡が確認された事件で、埼玉県警蕨署は7日、息子を水没させたとして、殺人の疑いで戸田市新曽、母親でパートの女(38)を逮捕した。
逮捕容疑は4月21日午前8時ごろから午後1時半ごろまでの間、いずれかの場所で長男=当時(4カ月)=を水没させ、殺害した疑い。
同署によると、同日、夫が出勤する際、女が夫を引き留めるなど様子がおかしかったことから帰宅したところ、別れを告げるような置き手紙を見つけ、同日午後1時ごろ「妻と0歳の子どもが出ていってしまった」と110番した。
蕨署員が戸田駅構内で長男を抱えた女を発見した。長男は心肺停止の状態で搬送され、搬送先の病院で死亡が確認された。目立った外傷はなく、死因は溺死とみられる。女は同日から入院し、治療を終えて7日に退院した。
女は調べに対して「自宅の浴槽に沈めて殺害したことは間違いありません」と容疑を認め、「産後うつがつらかった」と供述しているという。
■妻の様子が気になり(以下、初報記事)
4月21日午後1時ごろ、戸田市の男性から「妻と息子がいなくなった」と110番があった。蕨署員が付近を捜索したところ、JR戸田駅構内で30代の妻が生後4カ月の男児を抱えているのを発見した。男児は搬送先の病院で死亡が確認された。
県警によると、男児に目立った外傷はなかった。男性は妻の様子が気になり、帰宅したところ不在だったため通報したという。










