鴻巣市明用の同市コウノトリ野生復帰センター「天空の里」で飼育中だったコウノトリのひなが8日、死んだ。同日、センターが発表した。3月29日にひな2羽が誕生。1羽は4月2日に、残った1羽も今回死に、ひなはいなくなった。
センターによると、8日午前6時ごろ、ひなの死を飼育員が確認した。獣医師の見解では、餌(ドジョウ)と同時に食べた植物が胃に滞留してしまい、餌が十分に摂取できなかった可能性が高いという。
誕生から1カ月以上、コウノトリの「花」(雌10歳)と「空」(雄22歳)が交代でひなの飼育をしてきたが、成長はかなわなかった。