埼玉新聞

 

まるひろ閉店で再出発 「まるひろ通り商店会」→「東松山陣屋通り商店会」に 埼玉・東松山 一般公募で歴史にちなんだ名称に PRために誕生セレモニー開催

  • よさこいチームが旗を振って祝った陣屋通り商店会の誕生祭=5日、東松山市内

    よさこいチームが旗を振って祝った陣屋通り商店会の誕生祭=5日、東松山市内

  • よさこいチームが旗を振って祝った陣屋通り商店会の誕生祭=5日、東松山市内

 東松山市の中心市街地にある「東松山陣屋通り商店会」が「誕生祭」を5日行った。これまでは「まるひろ通り商店会」という名称だったが、地域の顔だった「まるひろ東松山店」が昨年8月に閉店、地域の歴史にちなんだ新名称に改称した。PRのためのイベントで、再出発を大勢の人たちが祝った。

 誕生セレモニーには、同市の山口和彦副市長のほか、地元選出の衆院議員や前衆院議員、県議らが出席し、テープカット。市内の材木町お囃子(はやし)会や丘陵太鼓の演奏、よさこいのパフォーマンスも披露されて花を添えた。隣のぼたん通り商店会でもイベントが行われ、中心市街地は大勢の人でにぎわった。

 松山陣屋は幕末、前橋藩が比企郡にあった飛び地の領地を治めるため、現在の市役所周辺に置いた。幕末の動乱期を背景に、堅牢で大規模な施設だったという。商店会の新名称は一般公募の上で、この歴史にちなんだ「陣屋通り商店会」に決まった。

 セレモニーであいさつに立った同商店会会長の谷嶋紀彦さん(37)は「陣屋通りには、たくさんの歴史が詰まっている。歴史を踏まえ、商店会で盛り上げていきたい」と話していた。

ツイート シェア シェア