埼玉新聞

 

ジャンボこいのぼり、大空に 全長100メートルの雄姿、加須に舞う 午前と午後の2回、遊泳に成功 軽量化した4世、7万7千人が見守る

  • 風を受けて大空を豪快に遊泳するジャンボこいのぼり4世

    風を受けて大空を豪快に遊泳するジャンボこいのぼり4世=3日午前11時40分ごろ、加須市大越の利根川河川敷緑地公園

  • 風を受けて大空を豪快に遊泳するジャンボこいのぼり4世

 加須市大越の利根川河川敷で3日、第16回加須市民平和祭(同実行委員会主催)が開かれ、全長100メートル、重さ330キロのジャンボこいのぼり4世が澄み渡った五月晴れの大空を雄大に舞った。主催者発表で約7万7千人が訪れた。

 遊泳は、風の状態を見て、午前11時25分から約20分間と午後1時35分から約7分間の2回成功。超大型クレーンでつり上げると、利根川の川風を受け、気持ち良さそうに泳いだ。多くの人が雄姿を撮ろうとカメラを向けた。

 ジャンボこいのぼりは、加須青年会議所が1988年の「さいたま博覧会」時に制作したのがルーツ。1世は全長100メートル、重さ600キロだったが、4世はポリエステル製で軽量化した。

 草加市から親族10人で訪れた会社員神尾明義さん(42)は「3年ぶりに来た。見応えがあった。前回は生まれてなかった四男に見せられて良かった」と笑顔。次男義幸さん(10)は「でっかくて、かっこよかった」と喜んでいた。

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