土の代わりにごみでかさ上げ…業者の2人を逮捕 廃棄物処理法違反の疑い 倉庫の内装工事の現場に木くずや廃プラスチックなどを持ち込む 依頼した会社の社長が「大量のごみが持ち込まれている」と通報
2025/05/01/09:49
県警生活経済課、春日部署の合同捜査班は30日、廃棄物処理法違反(投棄禁止)の疑いで、神奈川県茅ケ崎市平和町、会社役員の男(59)と神奈川県横須賀市衣笠栄町3丁目、会社役員の男(55)を逮捕した。
逮捕容疑は共謀し、昨年11月27日から12月4日までの間、春日部市水角の会社倉庫の内装工事現場で、ほかの工事現場などで排出された廃棄物の木くずや廃プラスチック類など合計約6・2トンを持ち込み、投棄した疑い。県警は共犯事件のため認否を明らかにしていない。
同課によると、59歳の男は春日部市の会社から内装工事や水道の引き込み工事を請け負い、55歳の男が下請けとなった。倉庫の床を30センチかさ上げする工事で、本来土でかさ上げするところを55歳の男らが神奈川県から持ってきたごみで代替しようとしたという。
同年12月4日、依頼をした社長から「工事現場を見に行ったら大量のごみが持ち込まれている」と通報があり、現場にはごみの入った袋が30袋残されていた。
59歳の男は55歳の男に金銭を払っておらず、県警は59歳の男が55歳の男に工事費を浮かすためにごみを持ち込むことを指示したとみて、詳しい経緯を調べている。










