埼玉新聞

 

スケートボードの専用遊技場が完成 埼玉・三芳 町庁舎駐車場の一角を改装 東京五輪で日本選手が活躍し高まる人気 滑りやすい専用のコンクリートを敷設 利用は無料

  • 庁舎駐車場の一角を改装して開設されたスケートボード専用遊技場「スケートパーク」=三芳町藤久保

    庁舎駐車場の一角を改装して開設されたスケートボード専用遊技場「スケートパーク」=三芳町藤久保

  • 庁舎駐車場の一角を改装して開設されたスケートボード専用遊技場「スケートパーク」=三芳町藤久保

 庁舎駐車場の一部を改装したスケートボード専用の遊技場「スケートパーク」が三芳町藤久保の同町庁舎敷地内に完成し、4月下旬から供用をスタートした。スタート台となる「フラットバンク」などの遊具も設置されており、町内外のスケートボーダーでにぎわっている。

 同パークは同庁舎北側の第4駐車場(約2千平方メートル)の一角を改装。縦40メートル、横11メートルの敷地約425平方メートルに滑りやすい専用のコンクリートを敷設し、周囲は金網で囲っている。利用は無料で、時間は午前9時から午後5時。年末年始などを除いて土、日も利用できる。

 町によると、2022年ごろにスケートボードの愛好家らから「専用遊技場を整備してほしい」との要望が寄せられた。これを受け、同年8月、役場に隣接する総合体育館の東側の敷地約170平方メートル(縦約26メートル、横約6メートル)をスケートボードエリアとして24時間を通して開放した。

 東京オリンピックで日本選手が活躍するなどスケートボード人気が高まっていることなどから、町は庁舎敷地内の第4駐車場の一部を専用遊技場に整備することを決め、23年度に設計。24年12月から工事に着手、25年3月に完成した。建設費は設計を含め計3700万円。

 町は「路面はスケートボード専用に整備しており、フラットで滑りやすい。出来れば、親子連れを含めて幅広い年齢層に利用してほしい」と話している。

ツイート シェア シェア