埼玉新聞

 

口コミで評判!熊谷・江南の藤が見頃に 樹齢100年近く…広がる藤棚は525平方メートル、最盛期には長さ1・5メートルの花房に 29日には藤祭りを開催 保存会「甘い香りとともに観賞して」

  • 見頃となり公開が始まった「江南の藤」

    見頃となり公開が始まった「江南の藤」=25日、熊谷市板井

  • 見頃となり公開が始まった「江南の藤」

 熊谷市板井の行政書士大島敬治さん(76)方敷地内で、推定樹齢150年ほどのフジが花の見頃を迎え、訪れた人の目を楽しませている。

 「江南の藤」として親しまれるフジは、49年前に両神村(現小鹿野町)から樹齢100年近い古木を移植。藤棚は525平方メートルまで広がり、口コミで評判を呼び地域の名所になった。大島さんが会長となり、「江南の藤保存会」を結成。約20人のメンバーが、管理などを担っている。

 今年は20日ごろから花房が色づき、25日に公開を開始。藤棚は薄紫色のベールのように染まり、最盛期には花房が長さ1・5メートルほどまで成長するという。大島さんは「甘い香りとともに観賞していただきたい」と話していた。

 29日午前10時~午後3時に藤祭りを開催。公開は5月9日までの午前8時~午後5時。環境整備協力金は大人500円、中学生以下100円。問い合わせは、大島さん(電話048・536・5455)へ。

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