気象庁は3日、大雪と高波及び雷に関する気象情報を発表した。4日以降の数日間、北日本から東日本の上空5000メートル付近に氷点下42度以下という、この冬一番の強い寒気が流れ込む見込みで、日本海側の多い所で3日間に2メートを超える降雪が予想されている。高速道路などが通行止めになる可能性も出ている。

　日本付近は４日から強い冬型の気圧配置となる見込みで、北日本から西日本では日本海側を中心に大雪となり、雪を伴った非常に強い風が吹き、海では大しけとなる所があるという。大雪や高波、風雪に注意・警戒を呼びかけている。

　北陸地方など日本海側を中心に、多い所で3日間に2メートルを超える降雪が予想されている。国交省とNEXCO東日本は、高速道路などが通行止めになる可能性があるとして注意を呼びかけている。

[気象概況]
　3日は低気圧が日本海を北東へ進み､日本付近は4日から強い冬型の気圧配置となる見込みです｡5日にかけて､北日本から東日本の上空5000ﾒｰﾄﾙ付近には氷点下42度以下の強い寒気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となる所があるでしょう｡冬型の気圧配置はその後も数日続き、8日ごろにはこの冬一番のさらに強い寒気が流れ込む見込みです｡

[雪の予想]
　北日本から西日本の日本海側を中心に､太平洋側でも山地を中心に大雪となる所があるでしょう｡平地でも大雪となるおそれがあります｡

　3日午前6時から4日午前6時までに予想される24時間降雪量は多い所で､
　北海道地方　50センチ
　東北地方　　30センチ
　北陸地方　　40センチ
　東海地方　　25センチ
　近畿地方　　20センチ
　中国地方　　20センチ
　九州北部地方20センチ
その後、4日午前6時から5日午前6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
　北海道地方　　50センチ
　東北地方　　　70センチ
　北陸地方　　　70センチ
　東海地方　　　70センチ
　近畿地方　　　50センチ
　中国地方　　　50センチ
　四国地方　　　20センチ
　九州北部地方　30センチ
　九州南部・奄美地方 15センチ
その後、5日午前6時から6日午前6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
　北海道地方　　 50センチ
　東北地方　　　 70センチ
　北陸地方　　　100センチ
　東海地方　　　 70センチ
　近畿地方　　　 50センチ
　中国地方　　　 50センチ
　四国地方　　　 40センチ
　九州北部地方　 30センチ
　九州南部・奄美地方 15センチ
その後もさらに降雪量が増える見込みです｡

＝埼玉新聞WEB版＝