5カ月長女を川に置き去り…母親を逮捕 長女はその後発見され、死亡確認 「子どもを抱いて川に入った」「一緒に死のうと思った」と話す
2025/01/21/07:13
生後5カ月の長女を置き去りにしたとして、熊谷署は20日、保護責任者遺棄の疑いで、熊谷市石原3丁目、無職の女(29)を逮捕した。20日午前10時55分ごろ、同市の利根川で、長女は意識のない状態で捜索中の消防隊員に発見され、死亡が確認された。
逮捕容疑は18日午後10時から19日午後0時55分ごろの間、長女を熊谷市妻沼地内のいずれかの場所に置き去りにし、遺棄した疑い。
女は「(子どもを)抱いたまま川に入った。一緒に死のうと思った」「私がしたことに間違いありません。育児に自信が持てなくなった」と供述しているという。
同署によると、19日午前8時20分ごろ、夫の20代男性が「妻と娘がいなくなった」と110番。午後0時55分ごろ、熊谷市妻沼東で農作業中の40代男性から「ずぶぬれの女性が歩いている」と通報を受け、全身がぬれ、土や草が付いている女を利根川から約1・2キロ離れた路上で確保した。「(長女を)利根川に置いてきた」と話したという。
長女は利根川の群馬県太田市と熊谷市を結ぶ刀水橋から約2・5キロ下流の埼玉側の河岸で発見された。
女は夫と長女の3人暮らしで、当時は長女を連れて熊谷市内の実家に帰省中だった。
熊谷市こども課は取材に「まだ事実関係を確認できていない」として、女からの相談の有無を回答しなかった。女は長女を出産後、警察に2度相談しているという。










