2018年10月4日(木)

<秋季大会>5日準々決勝 意地のぶつかり合いに好試合期待 4強懸けた熱戦、各試合の見どころは

最速138キロの直球と鋭い変化球で試合をつくる浦和実・豆田
3試合を1人で投げ抜き、計2失点の上尾・エース寺山
準々決勝以降の組み合わせ

 秋季県高校野球大会は5日、県営大宮と市営大宮で準々決勝を行い、ベスト4が決定する。花咲徳栄、浦和学院の本命視されていたAシード2校が敗れ、波乱が起きた一方でBシードの春日部共栄と聖望学園は順当に勝ち上がった。今夏の北埼玉大会で準優勝した上尾は公立で唯一、8強入り。10年ぶりに進出した東農大三のほか埼玉栄、浦和実、立教新座、山村学園ら私学勢が4強を懸けて熱戦を繰り広げる各試合の見どころを探った。

■「打」と「投」の好試合期待/埼玉栄−浦和実

 「打」の埼玉栄と「投」の浦和実は好試合となりそうだ。3回戦で花咲徳栄から18安打で10得点を奪い、サヨナラ勝ちした埼玉栄は勢いと破壊力のある打線で浦和実の好投手攻略を誓う。高打率の2番清水から3〜5番の北口、和田、佐々木と並ぶ上位が特に強力だ。

 浦和実は、1年生右腕豆田からエース右腕三田につなぐ必勝の継投か。豆田は力のある真っすぐと切れ味鋭い変化球が武器。三田は直球が最速140キロを超える。両投手ともに無駄な失点を避けられれば勝機は広がる。

■投打に充実 伝統校激突/上尾−春日部共栄

 公立の雄・上尾と私学の名門・春日部共栄の投打に充実した2校の意地がぶつかり合う。上尾は、ここまでの3試合を1人で投げているエース左腕寺山が、春日部共栄の強力打線をどこまで抑えられるか。3戦連続で一回に先制点を奪っている打線で早めに援護したい。

 2戦連続コールド勝ちの春日部共栄は村田、平尾、石崎のほか、森、片平にも長打が期待できる打線が頼もしい。3回戦の正智深谷戦では七、八回に9得点し逆転勝ちした集中力も光る。先発はエース右腕村田が濃厚だ。

■打線の強み、生かせるか/聖望学園−立教新座

 48年ぶりの4強入りを目指す立教新座がBシードの聖望学園に挑む。立教新座は、好機に強い水野、吉沢、藤井の3〜5番を軸に新人大会から全試合7得点以上の打線が強み。制球のいい右腕木村と右横の小佐野を中心に粘り強く守って接戦に持ち込みたい。

 打線が強力な聖望学園は、俊足巧打の1番福島、鋭い打球を飛ばす内藤、堀田の3、4番、下位ながら長打を狙えるエース広瀬ら好打者がそろう。勝負どころでは走者を丁寧に進める手堅さも持ち合わせ勝機を逃さない。

■逃げ切りを狙う挑戦者/東農大三−山村学園

 2年連続4強入りを狙う山村学園が優位だが、勝てば20年ぶりの準決勝進出となる東農大三の勢いは侮れない。東農大三は、切れ目のない打線で先行逃げ切りを狙う。そのためにも井口、飯島の両右腕の踏ん張りと野手陣の支えが必須だ。

 山村学園は経験豊富なエース左腕和田が打たせて取る投球で攻撃にリズムを生む。県大会から背番号をもらった4番高野が強打者の3番坂上と5番和田のつなぎ役を担い、打線に厚みが増した。先制パンチを浴びせて優位に試合を進めたい。

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