2018年8月17日(金)

<甲子園>アルプスに響く浦学サンバ、選手たちを鼓舞 32年ぶり8強進出にOB「埼玉勢連覇を狙って」

演奏で選手を後押しする浦和学院吹奏楽部=16日午前、兵庫県西宮市の甲子園球場
応援に駆け付けた浦和学院OBの伊藤弘之さん

 第100回全国高校野球選手権記念大会第12日は16日、兵庫県西宮市の甲子園球場で3回戦4試合を行い、南埼玉代表の浦和学院が第2試合で二松学舎大付(東東京)に6―0で完勝した。初出場でベスト4まで進んだ第68回大会以来、32年ぶりのベスト8進出に、真っ赤に染まった三塁側のアルプススタンドは歓喜に沸いた。

【画像】球児の活躍をプレイバック!高校野球PHOTOギャラリー

 「浦学サンバ」「浦学マーチ」が三塁側の応援席で鳴り響いた。吹奏楽部の指揮を務めるのは「甲子園で演奏したくて浦和学院に入った」という応援リーダーの大内里菜さん(16)。「私たちは応援しかできないので、声と音量で気持ちを乗せて届けたい」と、突然降り始めた雨にも負けない演奏で選手たちを鼓舞した。

 応援を背にナインは、三回に中前祐也、矢野壱晟選手の連続適時打で2点を先行。五回には矢野選手の中前適時打など3点を追加した。六回にも矢野選手の中犠飛で6点目を奪った。得点の度に「得点歌」を演奏することができた大内さんは「応援が届いた」とうれしそうに話した。

 32年前のメンバーで会社員の伊藤弘之さん(50)は大阪に転勤したこともあり、今夏は12日の仙台育英戦から久しぶりに甲子園で母校を応援している。

 初出場した甲子園では、体調を崩していた元監督の野本喜一郎さんが開会式の当日に亡くなる不運な出来事に見舞われながらも、快進撃を見せた。伊藤さんは「のびのびと自由にやらせてもらい、無欲だった。それが良かったのかもしれない」と振り返り、「あの時とは違うが、気持ちを楽にやってくれれば結果はおのずとついてくる」とエールを送る。

 仕事の都合と5年ぶりの母校の甲子園出場が重なる不思議な縁を感じる伊藤さんは「ベスト4とは言わず、埼玉勢連覇を狙って頑張ってほしい」と先輩越えを期待した。

購読申し込み 携帯サイト