2018年7月17日(火)

<南・北埼玉大会>鍛えた強打で先制パンチ、Bシードの好左腕攻略 川越東、変幻自在な打撃「あと三つ打ち勝つ」

山村学園―川越東 1回裏川越東無死一、二塁、浪江が右中間へ先制の2点二塁打を放つ=県営大宮

 (16日・県営大宮ほか)

 川越東は一回、浪江の二塁打で2点を先制すると二回に3点を加えるなど12安打9得点で圧倒。山村学園は3安打で1点に抑え込まれた。

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■変幻自在、らしさ光る

 川越東が鍛え上げた強打でBシードを一蹴。山村学園の好左腕和田を完璧に攻略した。

 目の覚めるような先制パンチだった。一回無死一、二塁から3番浪江が狙いを内から外に変え、待っていた外角直球を右中間へ運ぶ2点二塁打。「右への伸びがいい。打球にうまくバックスピンがかかれば、高く伸びていく」と、自身の打撃を分析している理論派の理想の一本だった。

 1点差に詰められた二回は1死満塁から浪江、前多の連続適時打で畳み掛けた。2点二塁打の前多は「相手エースは外角低めにいい球を持っている」と事前の対策通りに外角低めを捉えた一打で相手の2年生エースを早々と引きずり下ろした。

 昨秋が転機となった。県大会1回戦で打ち負けて迎えた冬は素振りやティーなどで一日千スイング、打撃の基礎を磨いた。一冬を越えて成果は表れたが、春季県大会は2回戦で花咲徳栄に3―4で惜敗。この悔しさをばねにもう一段階上げた。

 こだわってきたのは打球の質だ。「投手によって違う回転のボールにどうアジャスト(順応)するか」と野中監督。型にはめず、相手投手によってバットの出し方を変える変幻自在な打撃で見据えているのは初の甲子園だ。主将の高波は「あと三つ。自分たちらしく、打ち勝つ」と言い切る。5年前の準優勝校が、面白い存在になってきた。

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