WEB埼玉

2006年7月30日(日)

 

好右腕の活躍光る
高校野球埼玉大会を振り返って

 

 昨年より2校減の162校が参加した大会は、シード校が実力を発揮して4強に顔をそろえ、浦和学院が2年ぶりに王座に返り咲いた。

 浦和学院は接戦を繰り返しながら粘り強さを身に付け、強力打線を武器に頂点に立った。決勝では鋭い振りで大会屈指の右腕、増渕竜を攻略。終盤戦から2年生エース赤坂の台頭も大きかった。

 鷲宮の戦いぶりも立派だった。エース増渕竜は5回戦の市浦和戦で無安打無得点試合を記録。あと一歩及ばなかったが、ひたむきな鷲宮野球を最後まで貫いた。私立全盛の埼玉にあって、鷲宮の活躍は公立校へ希望の光をともした。

 3年ぶりに頂点を目指した聖望学園は準決勝で鷲宮に惜敗。エース橋本が全6試合を1人で投げ抜いた。浦和学院に敗れたが本庄一は初の4強進出。北部の強豪として今後が楽しみだ。

 ノーシードから勝ち上がった花咲徳栄は最後の夏に実力の高さを証明した。昨夏優勝の春日部共栄は全国クラスの実力校だったが、準々決勝で鷲宮にサヨナラ負け。球運がなかった。古豪・熊谷商はエース久保田を軸に21年ぶりの8強進出。オールドファンを喜ばせた。川越も26年ぶりに16強に進む健闘を見せた。

 初戦敗退が続いていたチームの活躍も目立った。川口青陵は4回戦で敗れたが、1回戦で九回6点差をはね返したのをはじめ、3試合連続逆転勝ちと強烈な印象を残した。浦和商は42年ぶりに勝利を挙げた。

 個人に目を移すと、投手が豊作の年だった。特に好右腕の活躍が光った。埼玉栄のエース木村は146キロの速球を武器に活躍が期待されたが、4回戦で敗退。春日部東の中野はけがを押しての登板だったが、チームを5回戦に押し上げた。東農大三はエース前野が踏ん張り8強進出。富士見の樋口も好左腕だった。

 今大会は雨に悩まされた。3日連続を含む5日間で全試合雨天順延。異例の1球場4試合の日程も組まれた。高野連関係者も「ここまで、雨にたたられた大会は記憶にない」と話している。

 
WEB埼玉ホームへ
 

ニュースの詳細は埼玉新聞でどうぞ。購読申し込みはこちら
フリーダイヤル 0120-633-888

saitama-np.co.jpの記事・写真の無断転載を禁じます。
日本の著作権法並びに 国際条約により保護されています。
Copyright 2006 The SaitamaShimbun