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| 力のこもった投球で完投した川越のエース糸部=熊谷公園 |
○川越 今大会初先発で完投勝利したエース糸部。縦に割れるスライダーで最後の打者を空振り三振に打ち取ると、右手の拳を握りしめて仲間たちの輪に飛び込んだ。
2年生の春からエースとして活躍。だが、今シーズンは3回戦を投げた関根の成長などで出番が減っていた。6月には、右手差し指のツメを割るけがで、練習もできない状況に。試合でも「こだわった」という130キロ強の直球を打ち込まれる苦い日々が続いた。
しかし、この日のエースは違った。今年春から覚えた縦と横に割れる二種類のスライダーを自在に操り、次々と凡打の山を築く。直球で押す今までのスタイルではなく、変化球主体の“打たせて取る”投球に変わっていた。
走者が出ても落ち着いており、ねちっこくけん制。「せっかく変化球を投げたいのに、走られては困るから」と苦笑い。
そんなエースをバックももり立てる。けん制で出足が止まった走者を、女房役の森井が2度盗塁を阻止した。内野陣も送りバントを併殺にするなど、浦和実に足を使わせなかった。
「変化球を使えるようになって、ストレートも生きるようになった。どんどん勝って、県営大宮のテレビ中継に映りたい」と目を輝かせた。
継投のエース「気の緩み出た」
●浦和実 先発のマウンドを任されたのはエース佐藤琢ではなく、2年生の斉藤。一回の2失点が終盤まで重くのしかかった。辻川監督は「佐藤琢には明日の試合にピークをもっていきたかった。夏の大会で負けるときは、こんなようなもの」とぼう然とした。
五回途中から継投した佐藤琢は1点差に詰め寄った直後、痛い失点。佐藤琢は「気の緩みが出たのかもしれない」とうなだれた。
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