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| 聖望学園─所沢北 試合後に互いの健闘をたたえ合う所沢北・片桐(左端)と聖望学園・橋本(右端)=市営大宮 |
昨夏の4回戦だった。一塁を守っていた所沢北・片桐に、出塁した聖望学園・橋本が塁上で声を掛けた。
「片桐、おれのこと覚えてる?」
「あれっ? 橋本?」
これが13年ぶりの再会。
2人は保育園の時からの幼なじみ。4歳の時に橋本が引っ越したため連絡は取っていなかったが、ともに野球の道に進み、偶然にもグラウンドで再び顔を合わせた。「高校野球で出会えた友達です」と橋本は言う。
それからはメールで連絡を取り合う仲になった。橋本が再び片桐の近所に引っ越してきたため、帰宅中にたまに出会うそうだ。昨年は片桐が橋本から安打を放ち、試合にも勝った。それだけにメールするたび、会うたびに「今度はリベンジするからな」(橋本)「負けないよ」(片桐)。
これも何かの縁か。ことしもまた4回戦で対戦することになった。ただエース片桐は22日の3回戦で打球が左ひざに直撃した影響もあって、左翼で先発した。
打者片桐と投手橋本の対決は3打数無安打で橋本の勝ち。昨年の借りを返した。そして八回、七回からマウンドに立った片桐が、橋本を打席に迎えた。
「楽しめた。向こうも笑ってくれたし」(片桐)
「楽しかったですよ。二死だったしホームランを打ってやろうと思った」(橋本)。結果は遊ゴロ。二人とも笑顔だった。
大会に入ってからはメールはしてなかったが、試合後に久々の送信。
「きょうはありがとう。甲子園に行けよ」(片桐)
「絶対に行くよ。おまえの分も頑張る」(橋本)
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