 |
| 草加西─川口青陵 8回裏川口青陵2死満塁、逆転のホームを踏む飯田(6)を大喜びで迎える川口青陵ナイン=市営浦和 |
○川口青陵 また、やった。また、やってくれた。2点を追う八回二死満塁。「青陵の時間だ」。ベンチが叫ぶ。その声に押されるように1年生の伊東が初球をたたき3者が生還。3試合連続で終盤の逆転劇。「青陵タイム」は本物だ。
1回戦は九回に8点、2回戦は八回に4点、そしてこの日も八回に3点。相手投手の疲れを見逃さず、一気に畳み掛ける集中打の秘密は精神面。中心にいるのは「やんちゃな」(遠山監督)2年生だ。
「打つことも守ることもできない。でも声だけは出せる」と盛り上げ役の1番柴。「たとえ点差がついても、必ず逆転できるムードでいっぱい」。その声は既にガラガラ。
気持ちが乗ると思わぬ力を発揮する2年生だが、すぐに落ち込むことも。励まし、チームをまとめるのがベンチに7人しかいない3年生。上級生と下級生が実にうまくかみ合っている。
過去に1回戦しか勝ったことがないチームが今夏、一気に4回戦に躍り出た。次の相手は春日部共栄。「もちろん、勝つのが前提。名前負けだけはしない」と荒明主将。勢いで優勝候補に挑戦する。
序盤に点取れれば
●草加西 積極的な走塁が裏目に出た。一回、1番内山が右翼線への当たりで三塁を狙ったがタッチアウト。続く3番相島の二塁打で一塁走者渡辺が本塁を突いたがタッチアウト。佐々木主将は「先行して突き放したいと思っていた。焦りが走塁ミスになった」と、真っ赤な目で振り返った。
鈴木監督は「相手の勢い、集中力はすごかった。序盤にもっと点が取れれば…」と振り返った。
|