WEB埼玉

2006年7月17日(月)

 

接戦耐え価値ある1勝
熊谷商―秀明
高校野球埼玉大会

 

熊谷商 1―0 秀明

 熊谷商は九回二死二塁から田島の適時打でサヨナラ勝ち。久保田が散発5安打、10奪三振と好投した。秀明は再三のピンチをしのぐも最後に打たれた。

 ○熊谷商 10三振を奪う好投を見せた久保田。そのエースを好リードでもり立ててきた捕手田島が0―0で迎えた九回、劇的な仕事をやり遂げた。二死二塁からサヨナラ安打。「久保田の頑張りがあったからこそ、自分も打てた」。殊勲打にもまずエースの踏ん張りをたたえた。

 好機は再三あった。四回一死三塁で塚田のスクイズは三飛となり併殺。六回には無死一、三塁の好機に1本出なかった。取れそうで取れない展開に江原監督も「あのスクイズ失敗が痛かった」とぼそり。だからこそ、「きょうは久保田の安定感に限る」とエースをべた褒めした。

 久保田は「ピンチでいつも打たれていたので、きょうは気持ちを球に込めた」と笑みをこぼす。ジリジリした投手戦にも「いつかチームが点を取ってくれると信じていた。田島の1打にありがとうと言いたい」と久保田も田島を賞賛。

 九回のサヨナラ劇は、代打代島の失策を誘ったセーフティーバントからだった。「これ以上、久保田の負担をかけないよう九回で決めたかった」とは代島。エースの粘投にチームが応えた勝利。接戦に耐え、価値ある1勝となった。

再三のピンチ 最終回力尽く

 ●秀明 再三のピンチをしのいできたが土壇場の九回、2番手の芹山がサヨナラ打を浴びた。七回途中、エース正東からマウンドを引き継いだ2年生は「まだまだ先輩たちに試合をしてもらいたかった」と試合後、声をふり絞った。

 全寮制の中高一貫校で、学業優先のため、平日の練習は1時間半に制限されている。週末は大会前に練習試合を組む以外、練習はしない。それだけに河野監督は「150パーセントの出来。こんなにやってくれるとは思わなかった」。就任2年目の指揮官もナインをたたえる言葉しか出なかった。

 
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