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栄北 4―2 福岡
栄北は2―2の七回、敵失から勝ち越すと、八回に藤本の中前打で追加点を挙げた。投げては3投手の継投で、福岡打線を散発3安打に封じた。
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| 福岡―栄北 応援席にあいさつする主将の小泉(左から4人目)、エース木村(同5人目)ら福岡の選手たち=上尾市民 |
●福岡 代打・赤塚がベースを駆け抜けるより早く、送球は一塁手のミットに収まった。2―4でゲームセット。11人で挑んだ福岡の短くも「熱い夏」が終わった。
専用球場を造って強化にまい進する栄北とがっぷり四つ。最後は守備が乱れて決勝点を失ったものの、磯井監督は「4月にやっとチームになったばかり。仲間がすごくいいムードで一体になれた」と晴れやかだ。3年生はたった2人。先発メンバーの5人が1年生。見事ではないか。
最上級生の情熱なしには、この日はなかった。主将の小泉とエース木村だ。昨秋の西部地区大会は助っ人を集めて出場したが、冬の練習は2人だけのことも日常茶飯事。「つらかった。でも、春になったら1年生を集めて試合に出たい。それが心の支えだった」と小泉。いてつくグラウンドで歯をくいしばった。
一回に1年生の柴葉が本塁打を放って先制したものの、一進一退の攻防。三回以降は2―2でこう着した。木村は「スライダーを中心に打たせて取った」と8安打を浴びながら粘る。だが七回、遊ゴロを柴葉が悪送球。均衡が破れた。
みんなの目に涙はない。柴葉は「足を引っ張り申し訳なかったが、もっと練習してうまくなりたい」と顔を上げる。情熱のバトンは確かに受け継がれた。
緊張感を気合に
1年生投手奮闘
○栄北 「急きょ登板した大平がよく投げてくれた」。坂本監督は、福岡打線を散発3安打に封じた投手陣のうち、2番手投手の頑張りを勝因に挙げた。
先発した2年生エース増川の制球が安定せず、四回から1年生の大平に継投。大平は縦に曲がるカーブとコースを丁寧に突いた直球を武器に、打者15人に対し被安打1の好投を見せた。大平は「緊張したが気合を入れて投げ抜いた」と自信を付けるマウンドとなった。
八回から登板した3番手の粕谷も1年生。危なげなく締めた粕谷は「自分の仕事は抑えなので、強い気持ちで全力で向かっていくだけ」。生きのいい1年生が初戦を勝利に導いた。
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