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南稜 6―5 川口
南稜は七回に植木の二塁打などで4点を奪い逆転、延長十回に水沢の右前打でサヨナラ勝ちした。川口も逆転された直後の八回に追い付く粘りを見せた。
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| 南稜―川口 延長10回裏南稜1死三塁、水沢の右前打で代走柴田(14)がサヨナラのホームイン。右端は捕手渡辺=市営浦和 |
○南稜 十回裏一死三塁、水沢の打球は詰まりながらも右前にポトリ。この日の戦いぶりを象徴するかのような粘りの一打で歓喜のサヨナラ勝ち。新チームになって秋、春とも1勝も挙げられなかった南稜が公式戦初勝利を夏に飾った。
たとえ勝てなくても平井監督が言い続けてきたことがある。「七回まで2点差なら同点と同じだぞ。粘れば何が起こるか分からない」。試合展開はまさしく監督の言葉通りになった。
2点を追う七回、二死から鯨井の同点打が飛び出すと、続く植木主将が逆転の2点二塁打。「いつも監督に言われていたので、リードされても焦りはなかった」と振り返る。
脳挫傷の大けがを乗り越えて主将を任された植木。六月までは肉離れなどで調子が上がらず「きょう打たないと次の試合はない、と意地で打った」と話す。
守備でも粘りを見せた。3投手の継投策で、八回からマウンドに立ったのはエースナンバーを付ける鯨井。2点を失ったものの、九、十回を抑え、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。「開き直り、攻めの気持ちで投げることができた」と言う。
まじめだが、どこか闘争心の足りない3年生に、もどかしさも感じていた平井監督。きょうはその3年生が闘志を前面に押し出しての勝利。南稜にとって、大きな大きな1勝だ。
「勝てた試合だった」
●川口 サヨナラ負けに「勝てたゲームだった」と茂木監督。「追加点を取れるところでフライでアウトになり、流れを相手に与えた」と敗因を複数挙げ、「紙一重。野球ってそういう勝負」と悔やんだ。
主将でエースの本田は「(リードを)守りきれず、悔しい」と涙をこらえきれない様子。チームのために保護者が作った千羽鶴を勝者に手渡し、周囲から拍手を浴びていた。
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