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| 162校が参加して第88回全国高校野球選手権埼玉大会の抽選会が行われた=20日午後、さいたま市民会館おおみや |
七月十二日に県営大宮球場で開幕する第88回全国高校野球選手権埼玉大会の組み合わせ抽選会が二十日、さいたま市民会館おおみやで行われ、出場162校の対戦相手が決定した。選手宣誓は大宮西の初塩拓也主将に決まり、開会式直後の開幕試合は三郷―不動岡となった。
春季県大会優勝で初の頂点を狙うAシード鷲宮は、熊谷西の挑戦を受けることになった。同大会準優勝で同じくAシードの春日部東は入間向陽と2回戦を争う。春4強のBシードで、所沢商は春日部東のゾーンに入り川越東と、鷲宮ゾーンに入った東農大三は大宮武蔵野とそれぞれ対戦する。
昨年優勝の春日部共栄は蕨、昨秋の覇者で2年ぶりの王座奪回を目指す浦和学院は和光と初戦を迎え、春日部共栄は鷲宮、浦和学院は春日部東と準々決勝で対戦するゾーンに入った。昨年準優勝の埼玉栄は本庄が相手。順当ならば所沢商とベスト4を懸けてぶつかる。
今年は注目度の高い大会になりそうだ。中心はプロが強い関心を寄せる鷲宮・増渕竜義と埼玉栄・木村文和の両右腕。埼玉の高校生がドラフト上位候補に挙がるのは、二〇〇三年の須永英輝投手(浦和学院―日本ハム)以来。複数となると二〇〇〇年の坂元弥太郎(浦和学院―ヤクルト)、中里篤史(春日部共栄―中日)の両右腕以来となる。
最速147キロの増渕に対して、木村も負けずに146キロ。ともに甲子園でも十分に活躍できる実力の持ち主だ。お互いに勝ち進めば決勝で顔を合わせる。実現すると、埼玉球史に残る名勝負となった二〇〇〇年の決勝、坂元対中里の投げ合い以上の試合が期待できる。
ただライバルは多い。春季県大会準々決勝で鷲宮に敗れた春日部共栄、昨年準決勝で埼玉栄に完敗した浦和学院が虎視眈々(こしたんたん)とリベンジの時を狙っている。加えて集大成の夏は、思わぬ成長を見せるチームも出現し、勝ち抜くのは簡単ではない。
増渕が春に続いて勝利の雄たけびを上げるのか、木村が昨年決勝で九回二死から逆転された悔しさを晴らすのか。それとも新たなヒーローが生まれるのか。七月二十九日の決勝ですべてが分かる。
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