WEB埼玉

2005年7月26日(火)
 

強豪、新鋭いざ対決
準々決勝見どころ
高校野球埼玉大会

 

浦和学院がリード
【浦和学院―久喜北陽】

 浦和学院が一歩リードするが、久喜北陽は初の8強入りを逆転サヨナラで決めた勢いがある。王者浦和学院に波に乗る久喜北陽がどこまで食らいつけるか。

 浦和学院は4試合で34得点。5回戦の所沢商戦では好左腕古戎から12安打を放つなどバットが振れてきた。久喜北陽は3回戦でエース溝口が骨折して戦線離脱したが、主将の金子祐を中心にまとまり、粘りを発揮している。

投打に力、花咲徳栄
【本庄東―花咲徳栄】

 シード校を破って激戦区を勝ち上がってきた両チーム。投打に力のある花咲徳栄に分があると見る。

 花咲徳栄は左が7人並ぶ打線が上り調子だ。完投能力の高い左の菅井も2試合で2失点と安定感がある。本庄東は3試合連続逆転勝ちと競り合いでの勝負強さが持ち味。1回戦から5試合連続完投の右横手、畠山がどこまで花咲徳栄打線を抑えられるかがポイントとなる。

ロースコアの接戦か
【埼玉栄―鷲宮】

 大会を代表する右腕同士の対決。打線に破壊力がある埼玉栄がわずかに上回るが、ロースコアの接戦となる可能性が高い。

 埼玉栄のエース木村は3試合に登板して1失点。5回戦はスライダーで14三振を奪うなど球に切れがある。捕手山本が復帰したことも好材料。鷲宮の増渕は4連投と条件は厳しいが、深谷商戦でも終盤まで球威が落ちなかった。中2日の休息は追い風だ。

わずかに共栄有利か
【春日部共栄―東和大昌平】

 ともに1試合平均10得点以上の強力打線。春日部共栄・大竹、東和大昌平・渡辺啓の両エースが相手打線を1、2点に抑えるのは難しいだろう。総合力でわずかに春日部共栄が優位に立つが、番狂わせの可能性も十分ありうる。

 春日部共栄は5回戦で無安打と当たりのなかった4番斉藤の復活が必須となる。東和大昌平はエース渡辺啓の出来が試合の行方を左右しそうだ。


久喜北陽に勢い本庄東は接戦通し成長

 久喜北陽と本庄東が常連校に交じり、ともに初のベスト8と大躍進した。

 久喜北陽は創部18年目での準々決勝進出。赤坂監督は「特別な感慨はない」と話すが、3回戦でCシード春日部東を下して勢いが加速。監督自身も大きく成長した。

 エース溝口が試合中に疲労骨折したが、昨夏もアクシデントで敗れた経験があり、慌てなかった。主将の金子祐を中心に「溝口のために頑張ろう」とチームがまとまった。赤坂監督も「あきらめたら終わりと(春日部東の)中野監督から教えられていたので、いい恩返しになった」。2点差をはね返しての逆転劇だった。

 「ここからは勢いで勝てるほど甘くない。浦和学院といっても変な意識はない」と無欲を誓った

 本庄東は創部40年目で悲願の8強進出。桶川西との開幕試合を1点差で制し、接戦を勝ち上がってきた。2週間で一番成長を遂げたチームの一つでもある。

 開幕戦の緊張感の中で勝利をつかんだことが自信につながっている。3回戦でDシード東農大三を撃破。田中監督は「ピンチにも動じない心の訓練をしてきた」。メンタルトレーニングと練習量。すべてが今大会につながっている。

 同監督は「ひるまず自分たちの野球ができるか。心の部分がコントロールできないといい試合はできない」と平常心を貫き通す。

 
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