WEB埼玉

2005年7月19日(火)
 

春の屈辱、爽快に払しょく
正智深谷6-3大宮東

 
大宮東−正智深谷 6回表正智深谷2死二塁、勝ち越し三塁打を放った吉田が三塁ベース上で喜ぶ=市営大宮

 「シード破りって気持ちがいい」。主将の松本の声も弾む。六回の集中打で正智深谷がDシード大宮東に逆転勝ち。13安打、長打5本と「強打の大宮東」のお株を奪うほど、打線が力強かった。田中監督は「こんなに打つなんてびっくり」と驚く。昨秋8強が春の屈辱をバネに、いよいよはい上がってきた。

 今春、北部地区予選代表決定戦で滑川総合に大敗した。松本は「昨秋の好成績に、おごりがあった」とうち明ける。この敗戦を契機に選手の目の色が変わり、まとまりが生まれた。練習試合で接戦を何度も積み重ねて夏を迎えた。

 だから1―1の三回に逆転を許しても、「焦りはなかった」と松本。そして六回、まとまりが集中打という形で表れる。一死二塁から桐谷の中前打でまず同点。さらに左打者の吉田が二死二塁から右越え三塁打を放ち勝ち越し。茂木、安藤も連打で続き、この回一挙4得点し、大宮東を突き放した。

 全員が「踏み込んで打て」という監督の指示を順守。さらに凡打で終わっても、ほかの選手に相手投手の癖を伝達するなど、選手間で工夫していた。吉田は「僕もほかの左打者から球種を聞いていたのでつなげられた」と笑顔を見せた。

 田中監督は「これまでやってきたことを出していた」と成長ぶりを実感する。この勝利は正智深谷にとって、価値ある勝利だったに違いない。

手痛い敗戦に試合後ぼう然

 ●大宮東 岡安が一回、先頭の安藤に初球を本塁打されると、四回にも浜本にソロ本塁打を浴びた。岡安は「逆転直後の2本目が痛かった」と肩を落とした。六回に逆転を許した福田は「打者とテンポが合い、連打された」と口をつぐんだ。

 試合後、しばらくぼう然としていた吉本監督は「得点に絡む好機はあったが、予想以上に相手投手の球がきていて、フライになってしまった」と悔しがった。

 
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