WEB埼玉

2005年7月18日(月)
 

再試合目前、気迫で制す
朝霞8-7熊谷
全国高校野球埼玉大会

 
熊谷−朝霞 15回裏朝霞1死一、三塁、河原の右前打で三塁走者市川が右手を上げて生還する。捕手川野辺=市営大宮

 ○朝霞 十五回の最後の攻撃を前に、ベンチ前で車座になった。「おまえたち、本当に野球が好きだな。だったらここで決めてこい」。宮川監督のゲキに選手たちが応えた。一死一、三塁から河原が初球を右前に運び、サヨナラ勝ち。打のヒーローは「みんなと野球を続けたかった。ここで決めたいと、自然とバットが出た」とにんまり。

 延長に入ってから十一回に1度は熊谷に勝ち越されたが、その裏一死一、三塁から斎川の中犠飛で追い付くなど粘り強さが光った。昨年も3回戦で延長十五回引き分け再試合を演じており、主将の小林は「競った試合は何度もやっているから、焦りは全くなかった」と胸を張る。

 ただ5投手のうち、4人が勝負どころで痛打されたのは今後の課題。宮川監督は「次の試合までにしっかり改善する」と立て直しを誓った。

悔しいけれどうれしい拍手

 ●熊谷 精魂尽きた表情でベンチから引き上げてきた蒲原監督は「終盤、早打ちから凡打し、流れが相手に傾いた」と、十三回以降続いた三者凡退を嘆いた。

 七回を投げ切り降板したエース宇野は「スタミナ不足から球威が落ち、甘い球を打たれた」とうなだれた。試合終了直後、両スタンドから大きな拍手が沸いた。主将の菅沢は「悔しいけれど、うれしい拍手だった」と視線を上げた。

 
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