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| 久喜北陽−春日部東 シード校を逆転で下し、喜びを爆発させる久喜北陽の選手たち=市営大宮 |
2番手岩崎が最後の打者を一塁ゴロに仕留めると、誰もが跳びはねて喜ぶ。エースの負傷退場というアクシデントを力に変え、久喜北陽がCシード春日部東を倒した。赤坂監督は「実力は相手が上。でも気持ちを一つに戦えた」と晴れやかな笑顔を見せた。
先発したエース溝口が三回に右上腕部を痛め、救急車で搬送された。チームは動揺し、この回だけで4点を失い逆転を許す。そこで赤坂監督は五回終了後のミーティングで、「溝口にいい報告をしてやろう」とナインに呼び掛けた。選手も同じ気持ちで、チームは自然と一つにまとまった。
六回に1点を返したが、七、八回は好機に一打が出ずなかなか追い付けない。だが土壇場の九回、ナインの思いが形になった。一死満塁で代打浅倉が中前打を放ち1点差に詰め寄ると、小幡の野選で同点。続く4番川崎が内角直球を右翼線に運び、ついに2点を勝ち越した。川崎は「みんな食らい付くことしか考えなかった。これで溝口にいい報告ができる」と満面に笑みを浮かべた。
岩崎も立ち直り、四回以降は相手打線を無得点に封じた。まさにナイン一丸となってつかんだ勝利。昨秋、今春と県大会に進めなかったチームに確かな自信をもたらした。主将の金子祐は「浦和学院と当たるまで勝ち進みたい」と意欲を示した。
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