大宮光陵8−7川越南
戦評…大宮光陵は1点を追う八回、二死二塁から宮田の中前適時打と田辺の左越え二塁打で逆転。川越南は一回に4点を先制したが、終盤投手陣がつかまった。
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| 川越南―大宮光陵 逆転勝ちで今季初白星を挙げ、喜ぶ大宮光陵の選手たち=市営大宮 |
○大宮光陵
あきらめない思いが真夏の太陽に照らされ、とうとう花開いた。大宮光陵が最大5点差のビハインドをはね返して逆転勝ち。
今季の公式戦初白星は、4月就任の荻原監督にとっても初勝利。
新米指導者は「選手を信じていた。感無量です」。目は心なしか潤んでいた。
一回に4失点した。五回に3点差まで追い上げたものの、七回表を終わって3―7。
それでも主将の山田は「失点して吹っ切れた。僕らの攻めさえできれば大丈夫だ」と降参しない。その通りになった。
七回に3点を挙げて反撃。1回戦で完封した川越南の金田を降板させた。1点を追う八回は二死二塁から、宮田の中前適時打と田辺の左越え二塁打で8―7。鋭いスイングで連打を見舞い、電光石火の逆転劇を演じて見せた。
「工夫して攻略してくれた」と荻原監督は褒める。だが、田辺は「ベース近くに立ち、外を狙えと言われたのが良かった」と感謝。指導歴は3カ月余りだが、指示は的を射ている。
教員10年目。荻原監督は、前任の北川辺でヨット部を任された。32歳にして歩み出した、念願の野球指導者の道。
左ひじ痛を押して一回途中からマウンドに上がったエース矢島は言う。「先生は一生懸命に見てくれる人。だから、勝利をプレゼントしたかった」。野球への情熱が、ナインに乗り移った。
気持ちが足りずひたすら悔やむ
●川越南 試合後のベンチ裏で小林投手は泣き崩れた。7―3のリードで迎えた七回、疲れからか、連続四死球を出した先発の2年生金田に代わりマウンドへ。
「絶対勝ってやると思って立った」はずが、連続適時打に失策が加わり1点差に。さらに八回、連続安打を浴び、逆転された。
「2年生があそこまで抑えてくれたのに、自分が…」と、語尾が震える。涙と汗でぐちゃぐちゃになったエースは「気持ちが足りなかった」とひたすら悔やむ。しかし「それでもこのチームでやれてよかった」と、最後は主将としての気丈さを見せた。
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