WEB埼玉

2005年7月14日(木)
 

夏に1勝、最高です
耐えに耐え抜きナインひとつに・深谷一
高校野球埼玉大会

 

蓮田 5−6 深谷一

 戦評…5―5の七回、深谷一は二死三塁から沓沢の適時二塁打で勝ち越した。蓮田は六回に長短4安打で4点を奪い逆転したが、その後は中島に抑えられた。

 ○深谷一

深谷一―蓮田 接戦を制し、抱き合って喜ぶ深谷一ナイン=上尾市民

 2年生エース中島が最後の打者を見逃し三振に打ち取ると、ナインは喜び勇んでベンチを飛び出した。「本当に辛抱強く戦ってくれた」と、須藤監督は目を細める。深谷一が蓮田との接戦を制した。

 五回を終わり4―1とリードしたが、ここから蓮田の逆襲に遭う。疲労もあって中島が六回につかまり、4失点し逆転を許した。

 練習試合では、このままずるずるいく負けパターン。それを覆したのは、夏の1勝への熱い思いだった。昨年の開幕試合で勝つまで、初戦を突破するのに7年かかったチームだけに、夏の勝利の重みは十分、承知している。「今回も勝ちたかったから、ベンチから盛り上げた」と主将の中村。ナインが一つになった。

 直後の六回、菊地、松沢の連打で二死一、二塁とし、浅見の中前打でまず同点。七回には二死三塁から沓沢がタイムリー二塁打を放ち勝ち越した。いずれも迷いのないフルスイング。沓沢は「夏に1勝するためなら、何でもできた。最高です」と笑顔がはじけた。

 そしてもう一つ、負けられない理由があった。2番手投手の竹内が大会前の練習で負傷し、登録を抹消された。七回以降を無失点に抑えた中島は、「いい報告ができます」とほっとした様子。1勝を手にしたナインは、2回戦で一昨年覇者の聖望学園に挑む。

 ●蓮田

 3年ぶりの夏の勝利にあと一歩届かなかった。鈴木監督は「惜しかった。4点以内に抑えれば…」と悔しさをかみ殺した。

 チームは長年、部員不足に苦しんでいた。3年生のエース北川は、少ない時には2人だけで練習を続けたという。今では部員が増え、チームは成長中。「もっと上に行けるチーム。自分たちの分まで絶対に勝ってほしい」。真っ赤な目で後輩にエールを送った。

 
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