WEB埼玉

2005年7月12日(火)
 

公式戦初登板で完封
川越南・金田「今日から投手」
高校野球埼玉大会

 

川越南3−0松伏

 戦評…川越南は公式戦初登板の金田が4安打完封。打線は四回に関根将の左前打で決勝点を挙げた。松伏は六回二死満塁の好機を生かせなかった。

 ○川越南・金田遼投手

川越南―松伏 力投する川越南の金田=市営浦和

 本格的に投球練習を始めたのはことし4月から。背番号9の2年生が夏の大会初戦で大きな仕事を成し遂げた。「あれっ、あれって感じ。自分でもびっくりしています」

 誰もが硬くなる1回戦。しかも初登板。「緊張したのは最後の一人だけ。試合前は不安だったけれど、ゲームの中にすうっと入り込めた」と言う。

 その最後の打者も得意の直球でズバリ。ちょうど10個目の三振で締めくくった。

 「投手になったのは今日からです」。西沢監督も冗談とも本気ともつかない受け答え。

 エースナンバーを付けた主将の小林をはじめ、継投策も考えていたが、「最後まで球が走っていた。金田に任せた」と大きな信頼も勝ち取った。

 六回はさすがに疲れからか球が真ん中に集まった。二死満塁のピンチにも「その場を楽しんでいた。三振を取ることや球のスピードを意識せず、良いフォームで投げることだけを考えた」。落ち着きぶりにエースの風格さえ漂う。

 試合後、ベンチ入りした女子マネジャーにウイニングボールを手渡した。はにかむ様子はさすがに2年生か。「もう一回勝って、またボールをあげたい」。チームにも大きなプレゼントを約束した。

 身長174センチ、体重68キロ。富士見勝瀬中出身。

 ●松伏・小野監督

 (2年生中心のチーム編成に)焦りが出た。ゴロが打てなかった。投手はよく頑張ってくれた。

 
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