WEB埼玉

2005年8月8日(月)
 

初戦突破へ上々の仕上がり
高校野球・春日部共栄だより

 
シートノックで軽快な動きを見せる春日部共栄の選手たち=6日午後、兵庫県伊丹市の伊丹スポーツセンター

 優勝候補の大阪桐蔭との対戦を8日に控えたチームは6日、兵庫県伊丹市の伊丹スポーツセンターで午後3時から約2時間、フリー打撃と守備練習を中心に最後の仕上げを行った。

 約20分間行ったシートノックでは、打球への反応と送球、内外野の連係を確認。選手たちは一球一球に集中して、丁寧にボールを処理していた。遊撃手の前田は「三遊間の当たりで併殺を取るとき、上体が上がらないように気を付けた。昨日言われたことを反省して、改善できたのがよかった」と動きの良さに納得顔。

 打撃練習でも速球対策を行ってきた成果が表れ、鋭い打球を連発。斉藤は「大分調子が上がってきた。辻内から全打席打って、ガツンとやってやりたい」と気持ちが高まっていた。

 投手陣では、1年生の難波が一番気持ちが出ていた。「少し疲れはあるが、大阪桐蔭を打ち取る、いいイメージしかない。自分の投球をする自信があるので、マウンドに立ちたい」と好調ぶりをアピール。ボールの感触を確かめるように45球を投げ込んだ。

 初戦を前にして、ナインのコンディションは徐々に戦闘モードに入ってきた。本多監督は「雰囲気もよく、集中してやっていた。元気に明るく、一生懸命にやることが一番。向かっていく気持ちが出ていた」と手応えを感じていた。

入場行進で一体感

楽しい雰囲気で入場行進を終え、笑顔の春日部共栄ナイン=6日午前、甲子園

 あこがれの舞台でも、ナインは笑顔で入場行進を楽しんだ。内野席から開会式を見守った本多監督は「手がうまく振れていて、よくそろっていた。元気で笑顔で歩いているし、とてもいいんじゃないか」と満点を付けた。

 開会式に合わせて選手たちは午前7時30分ごろ球場に到着。入場行進の練習は特にしなかったものの、呉屋の掛け声に合わせて、両手両足をそろえて整然と行進した。埼玉代表として紹介されると、観客席からも大きな拍手と声援が送られていた。

 無事に行進を終えた主将の鶴岡は「お客さんが多くて距離が近く感じたけど、緊張はしなかった。行進していても、結束力と一体感があったと思う」と笑顔で振り返っていた。

春日部共栄と大阪桐蔭両監督対談

 8日に1回戦を争う春日部共栄・本多利治、大阪桐蔭・西谷浩一両監督に試合への意気込みなどを聞いた。

 ―相手校の印象は。

 西谷 投打のバランスが取れたいいチーム。

 本多 優勝候補の筆頭なので、当たって砕けろという感じだ。

 ―どんな戦いになるか。

 西谷 4番の鶴岡君といういい打者、捕手がいると聞いた。走者が出たら盗塁を狙って、流れを持っていかれないようにしたい。

 本多 どう戦おうか困っている。左投手、右投手によって打順を代えようと思う。足を絡めた攻撃で、いい試合になればいい。

 ―チーム状態は。

 西谷 試合まで調整に充てるのではなく、しっかりとした練習をしたい。

 本多 けが人が何人かいたが、治ってきたのでベストの状態に近づいている。

 ―キーマンは。

 西谷 鶴岡君をどうにか封じ込めたい。うちは辻内と平田が注目されるが、やはり主将の小林がチームをまとめている。

 本多 相手はマークをしなければいけない選手が多過ぎる。非常に若いチームなので、鶴岡がどうまとめるかに懸かっている。

 ―試合への意気込みは。

 西谷 激戦を戦い抜いてきた大阪の代表として、ほかの球児たちに認められるような試合をしたい。とにかく初戦に勝たせてもらって優勝を狙いたい。

 本多 埼玉164校の代表として恥ずかしくない戦いをしたい。うちは笑顔を大切にしてきたチーム。それは選手たちがしっかりやってくれると思う。

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 ◇応援ポスタープレゼント 日本ビクターは、全国高校野球選手権に出場した全49代表校を応援する大型ポスターを計10万枚作製した。埼玉代表の春日部共栄の校名の入ったポスターは県内の電器店や商店街、JR、私鉄両駅などに掲示された。

 大型ポスターで夏の高校野球を盛り上げるキャンペーンは、1980年からスタート。87年からは球児と同世代のタレントがモデルに起用され、これまでに酒井法子さんや菅野美穂さんらが登場。今回はテレビドラマなどで活躍中の戸田恵梨香さんが採用された。

 日本ビクター関東統括部営業部(さいたま市大宮区上小町447―4)では、春日部共栄のポスターをプレゼントする。同営業部に来社して受け取るのが原則で、先着50人まで。

 問い合わせは同営業部(048・641・9793)へ。

 
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