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やってくる高校総体
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【6】経済波及効果
特需に寄せる期待大 |
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期間中、延べ70万人の来県者が見込まれる埼玉総体。およそ半世紀に一度のビッグイベントだけに、県内にもたらす経済波及効果への期待は大きい。大会を一カ月後に控え、県産品や観光地のPR、業績拡大につなげる取り組みが、官民一体となって展開されている。 県産品を広く知ってもらおうと、県は各競技の上位入賞者に贈られるメダルに「川口の鋳物」、メダルケースに「春日部の桐(きり)箱」を選定。川口の鋳物はかつて「キューポラ(鉄の溶解炉)のある街」として映画化され、全国に知られた川口市の特産品、春日部の桐箱は三百年の伝統と全国一の生産量を誇る春日部市の伝統工芸品だ。 約3千個のメダルと桐箱を受注した川口鋳物工業協同 組合(142社、児玉洋介理事長)と春日部桐箱工業協同組合(15社、萬年一美理事長)は「埼玉の伝統ある特産品が、埼玉総体を通じて全国に発信されるのはうれしい」と、総体特需に期待を寄せる。 交通関係の業者もビジネスチャンスを生かそうと意気込む。選手や監督の移動手段として欠かせないタクシーは、前回の佐賀総体の調査によると、8月の運送収入が前年同月比5・9%増加した。 会場自治体で最多の五競技が実施されるさいたま市では今月12日、市内四つのタクシー団体と市の関係者が1回目の運営協議会を開き、今後の対応について話し合った。原油価格の上昇にあえぐ業界。20社が加盟する浦和地区タクシー協議会の高窪利男会長は「売り上げは場所によって差が出るが、期待はしている。大会が成功するよう全面的に協力したい」と話す。 一方、バスに関しても、佐賀総体の八月の運送収入は前年同月に比べて16・7%も増えた。川越市を中心にバスを運行するイーグルバスは「川越市はNHKの連続テレビ小説“つばさ”のロケ地にも選ばれた。足を運んでいただけるようPRしていきたい」(社長室)と、小江戸・川越への集客効果にも期待する。 県高校総体推進室は、タクシーとバスに張り付ける大会用のステッカーを各業者に配布。さらにクーポン券付きの観光ガイドブック(A5判、32ページ)を10万部製作し、県内の施設や飲食店への集客を図っていく。 経済波及効果について、前回の佐賀総体では、開催経費や施設整備費などの直接投入額に、宿泊費や交通費、土産品などの消費額を加え、推定約181億円と算出。当時、経済波及効果を担当した岩永正喜さん(現佐賀県統括本部消防防災課)は「首都圏の埼玉県では、前々回の千葉総体(237億円)並みか、それ以上の波及効果が見込まれるのでは」と話している。 (2008.06.27付掲載) |
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