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やってくる高校総体
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【3】猛暑の街に“新兵器”
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昨年八月十六日に熊谷市で国内最高気温の四〇・九度を記録。今夏も県内各地で猛暑が予想されるなか、埼玉総体では選手らの熱中症対策が課題だ。県高校総体推進室では、各会場で対策を練るとともに、都道府県の関係者に冊子などで啓発活動なども行っている。 「日本一暑いまち」の熊谷で実施される種目は陸上と 体操。特に真夏の日差しをもろに受ける陸上(開催日=七月二十九〜八月二日・熊谷 スポーツ文化公園陸上競技場)には、“新兵器”が登場する。 三千メートル以上の長距離種目で、トラックの第六レーンに仮設シャワーを六基設置。レース中に水をまき、体を冷ましたい選手はその下を走るのだ。もちろん、高校総体では初めての試み。 発案したのは高体連陸上競技専門部委員長の松山治彦さん(53)。高校総体での暑さ対策に頭を悩ませていたところ、昨年の世界陸上のマラソンで、仮設シャワーをロードに設置しているのをテレビ中継で見た。「これは使える」。日本陸連のお墨付きも得て、実現の運びとなった。七月に行う陸上大会でテスト使用し、本番に備える。 競技場の近くには、愛知万博でもおなじみの冷却ミスト装置を仮設。霧状の水の粒子を発生させ、気化熱で周辺の温度を数度下げるという。選手用と観客用の二基で、設置費は二百万円。また、隣接するくまがやドームを選手控室として開放。うちわや氷、協賛企業提供のスポーツドリンクなども配る。 さらに、熊谷市が今年から始める熱中症予報とも連携。競技場付近に観測機器を設置し、熱中症の危険性がある気温や湿度に達すると、電光掲示板などで注意を呼びかける。救護所には医師や看護師を配置、万が一に備えて救急車も待機させる。 昨夏の佐賀総体では大会期間中で計百八十一人(選手、役員、観客含む)が熱中症で救護所に運ばれた。県高校総体推進室では「選手もそうだが、運営で働きづめの役員、応援に熱中してしまう観客にも暑さ対策が必要」と呼びかけている。 万全の体制を期しているが、それでも「不安はありますよ」と松山さん。暑さに慣れていない北国の体協関係者から、熊谷市の高校総体推進室に問い合わせもきているという。「塩分や水分の補給、睡眠や食事の指導など、各校で対策を立ててくると思う。こちらとしては選手が、より力を出せるように環境を整えていきたい」 (2008.06.24付掲載) |
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