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やってくる高校総体
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【2】一人一役活動
夏へ絆強める高校生 |
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「はい、埼玉県記録センターです」―。はにかみながらも、元気に室内に響くのは、県立大宮商高の女子生徒たちが発するリハーサルの声。埼玉総体の大会期間中(7月29〜8月20日)、大宮ソニックシティで二十九競技 の結果などの問い合わせに 対応する電話オペレーター を務める。本番を前に生徒たちは「一人一人が協力して、選手が全力で競い合える大会にしたい」と、意気込んでいる。 県内の高校生約18万人が力を合わせ、選手をはじめ70万人ともいわれる全国からの来県者を歓迎しようと始まった「一人一役活動」。高校総体ならではの取り組みで、オペレーター業務はその一つだ。 期間中は約1万5000人の生徒たちが会場案内や交通整理など多岐にわたる大会業務を担当し、手作りの記念品やパンフレットの作成など事前の出迎え準備にも数多くの高校生がかかわった。 オペレーターを担当するのは同高の2年生16人。本番ではパソコンで競技結果を調べながらの対応となる。「○○高校は勝った?」「△△さんは何位?」といった細かな問い合わせが予想されるため、競技の種類や種目識別の学習は不可欠。お辞儀やあいさつなどの訓練も含め、3月から始まった研修はすでに8回を数える。 同高の岡田彩未さんは「最初は緊張して難しかったけど今は楽しい。日常のあいさつも意識するようになりました」。明るく丁寧な受け答えを心掛けているうち、表情からは自然と笑みがこぼれる。 同活動の別名は「Kizuna(キズナ)活動」。生徒たちは通常の高校生活とは異なる環境に身を置くことで、新たな人の輪を広げ、やりがいを感じながら自身の役割に打ち込んでいるようだ。 インターネットによる動画配信撮影研修のため、弓道の県予選会場を訪れた城西大川越高の滝沢航平君(3年)は「静かな競技と思っていたが、熱気があってかっこいい。この感動を何とか全国に伝えたい」。準備段階の交流でも絆(きずな)はどんどん強まっている。 歴代開催地から種を受け継ぎ、競技会場を飾る花々も生徒たちが丹精込めて育てたものだ。高校生一人一役県実行委の松田拓磨委員長(所沢高3年)は「全国から集まる人たちに『来てよかった』と言ってもらうことが目標。会場を彩る花と笑顔が売り」と抱負を語る。県内49校に割り当てられた6000個のプランターですくすく育つマリーゴールドやサルビアは、真夏の出番を今や遅しと待っている。 (2008.06.23付掲載) |
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