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彩夏の主役たち
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【19】名門9年ぶりV照準 |
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22年続けての高校総体出場ながら、埼玉1位代表としては9年ぶりとなる。ライバル秀明英光の9連覇を阻止し、学校総体を制覇。過去には高校総体、国体、全国ジュニア五輪を制し、3冠を達成したこともある。町田弦監督は「今のチームは可能性を秘めている。優勝を狙っていきたい」と、頂点に立って地元開催に花を添えるつもりだ。 伝統の粘り強く、厳しい守備からの速攻は、チームカラーとして脈々と受け継がれている。「学校総体はDFの勝利だった」と就任20年目の町田監督。さらにスケールの大きなチームに成長させるべく、「攻撃力をつけて、もっと選手一人一人の個性が際立つようにしたい」と本番に向けて調整に余念がない。 28人の部員は、地元の与野水球クラブ(稲垣仁会長)と埼玉栄中の出身者で構成。同中の稲垣剛監督が昨年から高校でもコーチに就任し、いわば「中高一貫」で選手の育成、指導に携わるシステムができた。小学生から参加できる同クラブは、稲垣監督の兄・徹さんが指導者を務めていることも心強い。町田監督は「地道な強化が、ようやく実ってきた」と深くうなずく。 練習一辺倒にならず、日ごろからモチベーションを高める配慮も見逃せない。部員たちには、チーム、個人としての大きな目標から小さな目標、克服課題などを書き込む「水球ノート」が定期的に回り、町田監督や稲垣コーチ、選手相互で到達度をチェック。高校のOBでもある稲垣コーチは「仲間のため、チームのために頑張る全員水球」という方針を浸透させている。 主将の金城唯仁は「全員攻撃、全員守備が埼玉栄の持ち味。優勝することしか考えていない」と力強い。復活ではなく新生・埼玉栄へ。9年ぶりの高校日本一に向け、機は熟している。 |
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(2008.08.16付掲載) |
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