彩夏の主役たち

【8】努力重ね“輝く”夏へ/白鳥の美で狙うはV

努力重ね“輝く”夏へ アーチェリー男子 宮代・松本輝

フォームを入念にチェックしながら練習に力が入る松本輝

  頭角を現したのは3年生になった今季からだが、もはや県内では追随を許さない。これまで全国規模の大会には縁がなかったが、確かな実力を備えて男子個人で高校生アスリート最高峰の舞台に出場する。

 コンスタントにスコアを出せるようになった要因について、「練習の成果が出たから」と迷いなく答える松本輝。午後7時までの部活動としての練習後、「納得のいく当たりが出るまで」弦を引き、平均下校時間は9時すぎ。本番が近づき、フォームのチェックに余念がない。

 宮代の後藤孝雄監督は「1、2年生のころから努力を積み重ね、地力をつけた。結果を出す精神的な強さも備わった」と、たくましくなった松本を評する。

 「友達に誘われて」高校入学と同時に始めたアーチェリーだが、松本は「やるからには上を目指したい」と気合が入る。輝(ひかる)の名前そのままに今夏、輝く。

 

白鳥の美で狙うはV 新体操女子 星野

初優勝も視野に入れる星野

  「強くなりたい気持ちに協力したい」。女子団体の星野の酒井真由美監督は目を輝かせた。今までの最高成績の3位以上を目指し、全身全霊で頑張る生徒たち。その思いを遂げさせるために、質の高い練習を提供し続けている。

 今季のテーマは「白鳥の美しさ」。埼玉総体を考え、昨年11月から演技を磨いてきた。女性らしい、しなやかな動きは学校総体でもまばゆい光を放った。優雅な音楽、白い衣装も全国的には珍しいという。まるで命を持ったように動くロープさばきは、男子新体操を参考にしている。手具交換の練習などは主将の阿部友紀が一人一人の弱点をノートにチェック。「成功したいから」と精度アップに力を注ぐ。

 「普通の女の子が地元開催の高校総体で、白鳥になって飛び立つ」姿を心待ちにする酒井監督。その期待にチームキャプテンの小室遥香は「優勝という同じ目標に向かい、一丸となる」と瞳に力を込めた。    

 

(2008.07.20付掲載)

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