2019年8月8日(木)

森林公園駅の近くにホテル、20年春開業へ 宿泊需要が高まる東松山周辺、供給間に合わず商機と判断

来春、東武東上線森林公園駅の南口に開設予定のビジネスホテル「森林ホテル」の完成予想図(提供)

 東松山市の不動産業、関根商事のグループ会社ポケットキャッチ(同市)は来春、東武東上線の森林公園駅の近接地にビジネスホテル「森林ホテル」(滑川町)を開設する。同社によると、比企郡にある同線の駅の近くにビジネスホテルが開業するのは初という。

 館内に公式スポンサーを務めるプロ野球埼玉西武ライオンズにちなんだスペースを設けて話題性を打ち出しながら、駅周辺などのビジネス需要や同郡内の観光需要の掘り起こしを推進。開業初年度から稼働率9割以上を目指す。

 ホテルは同駅南口から徒歩1分、関越自動車道東松山インターチェンジ(IC)から約2・7キロの位置にある。

 敷地面積は2923平方メートル、駐車場は50台分を想定。建物は鉄筋コンクリート造りの地上9階建てで、延べ床面積は約2564平方メートル、客室は97室の予定で、建設工事は始まっている。総投資額は非公表。

 関根商事グループとして初のホテル経営のため、宿泊施設専門のコンサルタント会社と契約した。運営方法や人材の採用と育成などでサポートを受ける。人材は経験者や地元の人を中心に採用する。

 東松山市周辺では近年、ビジネスやゴルフ客などの宿泊需要が高い。市内には7月末時点でビジネスホテルが三つあるが「需要が高く、供給が間に合わない日も多い」(市内の不動産鑑定士)。同グループでは十分需要を取り込めると判断し、開設を決めた。

 寄居町周辺の自動車製造拠点や森林公園駅の南口から近く100社以上が立地する東松山工業団地の企業、半径30キロ圏にあるゴルフ場などを軸に需要の囲い込みを図る。

 観光需要の掘り起しにも注力する。東上線沿線には川越市の人気スポット「蔵づくりの街並み」や、小川町の「細川紙」に関する施設など観光資源が豊富で、同駅には成田、羽田の両空港を結ぶ高速バスの停留所もある。

 比企郡へ集客にも努めつつ川越市への観光需要も取り込めるよう、旅行代理店へのセールスを推進する。

 埼玉西武のデザインやカラーで装飾した部屋も開設。ファンの集客にも努める。

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