2019年7月18日(木)

<参院選>埼玉県内の終盤情勢を分析 自民が先行、立民と公明は堅調 共産を国民、維新が猛追

 21日投開票の参院選で、共同通信社の調査に埼玉新聞社の取材を加え、埼玉選挙区(改選数4)の終盤情勢を分析すると、自民党現職の古川俊治氏(56)が一歩リードし、立憲民主党新人の熊谷裕人氏(57)、公明党現職の矢倉克夫氏(44)が堅調を維持している。

 公選法改正で増えた1議席を共産党新人の伊藤岳氏(59)がうかがい、国民民主党新人の宍戸千絵氏(41)と日本維新の会新人の沢田良氏(39)が激しく追う展開となっている。

 3選を狙う医師で弁護士の自民の古川氏は、幅広い年代に浸透。県内の衆院15小選挙区を1日ごとに党所属の地元議員らと回る組織戦を展開し、安定した支持を集める。陣営は「緩めず全力で臨む」と気を引き締める。

 枝野幸男代表のお膝元で初当選を狙う立民の熊谷氏も、幅広い年代から支持を集める。枝野代表との近さをアピールし、立民支持層の7割を押さえた。国民支持層の一部も取り込む。

 再選を狙う矢倉氏は、公明支持層の8割台半ばを固めた。推薦を受ける自民支持層にも浸透を図る。陣営は危機感を募らせ、18日には山口那津男代表が3度目の県内入り。票の掘り起こしを目指す。

 共産の伊藤氏は、共産支持層の8割弱をまとめた。埼玉選挙区で1998年以来の議席獲得を狙う。志位和夫委員長ら党幹部が連日来援し、さらなる支持獲得を図る。

 国民の宍戸氏は、国民支持層の4割強にとどまる。主要政党で唯一の女性候補をアピールし、街頭活動を強化する。玉木雄一郎代表も県内入りし、巻き返しを狙う。

 日本維新の会新人の沢田良氏(39)は、維新支持層の6割近くを固め、共産批判を展開している。会員制交流サイト(SNS)の活用が奏功し、若者層から支持を集める。

 幸福実現党新人の小島一郎氏(48)、安楽死制度を考える会新人の鮫島良司氏(64)、NHKから国民を守る党新人の佐藤恵理子氏(33)は厳しい情勢だ。

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