2019年7月7日(日)

<所沢中2死亡>市教委が会見、いじめやトラブル確認されず 校長「目を配らないといけない生徒でない」

記者会見する所沢市の内藤隆行教育長(右)ら=6日午後1時ごろ、所沢市役所

 所沢市で市立中2年の男子生徒(13)が刃物で刺されて死亡し、殺人未遂容疑で同級生の少年(14)が逮捕された事件。「同じ部活動に所属し、仲が良かった」。中学の同級生らは事件に衝撃を隠さない。市教委は会見し「大きなトラブルは聞いていない」と説明した。2人の間に何があったのか。

■市教委、本当に残念な結果

 所沢市教育委員会は6日、市内の中学校に通う2年生の男子生徒2人が関係した事件を受けて記者会見した。市教委によると、死亡した本郷功太郎さん(13)と殺人未遂容疑で逮捕された少年(14)に関して、現時点でいじめやトラブルは確認されていないという。2人は同じクラスで、ともに卓球部に所属していた。同じ小学校の出身で、入学以前から顔見知りだったという。

 同校では4月と6月、生活に関するアンケートを実施。男性校長は「2人とも通常の生活を送っており、教師が心配して常に目を配らないといけないような生徒ではなかった。おとなしい生徒と聞いている。人間関係に大きなトラブルがあったとは聞いていない」と話した。

 内藤隆行教育長は「尊い命が失われ、中学生が逮捕されたことは大変残念であり、無念でならない。保護者や地域、市民の皆さまにご心配を掛けて心よりおわび申し上げたい」と語った。同校では2017年に生徒が死亡する踏切事故があったことなどから、命を大切にする教育プログラムを実践しており、内藤教育長は「プログラムに取り組んできていたので本当に残念な結果になった」とうつむいた。

 同校では8日と9日に期末テストが予定されていたが、事件を受けて日程をずらすことを検討。生徒に対して緊急のアンケートを実施し、スクールカウンセラーや臨床心理士と面談を設けるなどして、生徒の心のケアに当たるという。

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