2019年7月6日(土)

<参院選>埼玉選挙区、序盤情勢を分析 自公安定、立民に勢い 議席うかがう共産、激しく追う国民

 4日に公示された参院選で、共同通信社の調査に埼玉新聞社の取材を加え、埼玉選挙区(改選数4)の序盤情勢を分析すると、自民党現職の古川俊治氏(56)が組織力を生かし優位な戦い、立憲民主党新人の熊谷裕人氏(57)に勢いがあり、公明党現職の矢倉克夫氏(44)が安定した戦いを展開する。公選法改正で増えた1議席を共産党新人の伊藤岳氏(59)がうかがい、国民民主党新人の宍戸千絵氏(41)が激しく追う展開だ。ただ、6割近くの有権者が投票態度を明らかにしておらず、投票日までの残り約2週間で情勢が変わる可能性がある。

 6年前に100万票以上を獲得し、今回3選を狙う自民の古川は、10代から70代以上まで幅広い年代に浸透。党所属の地方議員らと組織選を展開し、県内全域で安定した支持を集める。

 枝野幸男代表のお膝元で議席獲得を目指す立民の熊谷も、幅広い年代で支持を集める。立民支持層の7割弱を押さえ、社民支持層や無党派層の一角にも食い込む。

 今回も自民から推薦を受け、再選を目指す矢倉は、公明支持層の8割超を固めた。女性からの支持が比較的厚い。

 共産の伊藤は共産支持の8割近くをまとめた。埼玉選挙区で1998年以来の議席獲得に向けて、党幹部も頻繁に来援してさらなる支持獲得を図る。

 主要政党で唯一の女性候補となる国民の宍戸は、国民支持層の6割超を獲得。玉木雄一郎代表がてこ入れし、議席獲得に懸命だ。

 日本維新の会新人の沢田良氏(39)は伸び悩み、NHKから国民を守る党新人の佐藤恵理子氏(33)、幸福実現党の小島一郎氏(48)、安楽死制度を考える会新人の鮫島良司氏(64)は厳しい情勢だ。

購読申し込み 携帯サイト